go to home page

2013年5月1日水曜日

シナリオライターの仕事について   シナリオライター 松島恵利子氏


 今日のMSの講師は茅ヶ崎在住のシナリオライター松島恵利子さん。36歳、子育てが一段落してチャットでラブストーリーを書いて悦に入っていたとき、一念発起してシナリオライターの通信教育を受け、それがきっかけで徐々にプロの道に入り、今や業界では名指しで指名されるシナリオライターに。自分の好きなこと優れた点を活かし、それをプロの域にまで高めることが出来た普通の家庭の主婦、いや才女のお話である。
 
 「水面下の仕事」と評されたように、コンテンツの裏側にある下支えの部分を中学生に説明するレヴェルでとか書くのは得意だが、話すのは下手と謙遜されていたが、どうしてどうして話すのも「声優」の声が聴講者から出たように中々のモノ、大変な役者である。中学生並みの聴き手にとってはあっという間の45分でした。

 「シナリオは家でたとえるなら設計図」、出来上がるまで判らない。従って「面白くもあり、その反面恐ろしさもある」とのこと。クリエイティブな仕事に携わる人は出来上がりをイメージしてシナリオを描くが、映画となると原作本から上映までにおおよそ17のセクションがあり、そのセクションをそれぞれ違う人が動かしていることからして、同じ素材でも時には自分のイメージしたものとかけ離れたものになることもあるようだ。そういうことの内容に制作側のキーマンでしっかりと話し合い(制作会議)がもたれるとのこと。



 持って生まれた感性や創造力、そして
他人や社会への好奇心が無ければモノ
づくりや作家の世界へは入って行けない
だろうと常々思ってはいるが、これを
職業にして食べるということになると、
これは尋常の世界ではないだろう。
作家になって、いいところと悪いところと
云うお話が合ったが、個人的な家庭
環境を存じ上げないのでそれが客観論
なのか主観論なのかは定かでないが、
概ね想像できるプラスマイナスである。


 
自分の使命を「他人の明日への糧になること」と結ばれたが、今後さらなるご活躍をお祈りしたい。

  

このMSに二年前「苦難福門」自分を生きる」というテーマで講演をしていただいた福井砂夕里さんがお見えになった。大病に苦難の末、打ち勝ち教師やボランティアのカウンセラーとして活動されるに至った経緯は、当時、大変にショッキングなお話で、ブログに掲載された後、多数のアクセスが続いたことを今でも鮮明に記憶している。少し、当時よりふっくらされて、お元気そうで何よりでした。このお二人は湘南の宝だ。末永く、地域を明るくして頂きたい。


0 件のコメント:

コメントを投稿