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2015年2月18日水曜日

倫理法人会で学んだ大切なsこと   平塚市倫理法人会 専任幹事 向井 貴彦 氏 2015年2月18日


 今朝の講師はお隣平塚市倫理法人会の専任幹事向井貴彦氏でした。何時もにこやかな笑顔の下に隠された自分自身を倫友の前で、さらけ出していただきました。1981年3月生まれと云う事ですから33歳ということで、筆者の年齢の半分にも満たない。それでこの貫禄であるが、それは太っているからではなく、人生経験から得られたものだと判りました。

 同じ名古屋出身で、神奈川県に住むという共通点もあり、一生懸命聴かせて頂きましたが、父上が筆者よりも相当若いということにある種のショックを受けたことも事実ですが、話しを本題に戻すことにします。

【就職と挫折】
両親と祖父・祖母と一緒に住み、サラリーマン家庭に育ち、東海大学卒の両親に上手くはめられる形で、名古屋から神奈川へ上京。大学時代に自由を謳歌し、就職も中堅の製薬会社に。資格を取るために、睡眠時間も十分に撮れず、過労と睡眠不足で交通事故を起こし、営業ノルマの達成を目指し、車に乗れないので電車と自転車で得意先回り。それに加えて
資格試験をクリアーするために深夜まで勉強を
繰り返し、精神的にも肉体的にも疲労が溜まり、大きなミスがまた自分を追い込むという悪循環のサイクルにはまり、とうとう出先で倒れ、うつ病を宣告され、三日間の休暇を貰い名古屋へ帰省。心療内科へ通ったり薬を飲んだりして、三日間が三か月半に伸びたが、回復した。その裏には、父親が勤務先へ電話して長期休暇の手続きをやってくれたことや母親の優しさが心を癒してくれたと述べられた。「すぐに仕事に戻らなくていいよ、お前が好きなことをやれ」と云った父親の言葉に驚くと同時に、それに素直に従うことにしたそうである。

 お母さんの実家が東京にあったので、そこに居候をして手当たり次第にいろんな仕事を経験されたという。そうこうしている間に父親が名古屋から東京へ転勤し、自分は世田谷父親は小岩に住むことになった。

【父親の病気】

 東レパンパシフィックオープンテニスの出場
選手の一人シャラポア選手の警護を担当している時、夜父親が交通事故に遭う夢を見た。
メールにおびただしい数のメールが並び、これはもしかしたら・・・・という予感が的中。父親は
交通事故ではなく脳梗塞で広尾の病院に担ぎ込まれて、半身不随、言語障害を持つ身体になって仕舞われたという事だ。
 翌朝、名古屋からお母さんが駆けつけ、ベッドに横たわる父親を取り乱す様子も見せず、必死に看病する姿に驚く。この落着きは何処から来るのだろうか?母親も「凄い」が、母親にこういう態度を取らせる父親も「凄い」と両親の本当の姿を垣間見ることが出来て、今までの不幸をもう反省する機会となった。

【倫理と自分】
自分から心を開いて父親の言葉を聴こうとか、話そうという事はついぞなかったが、そのことに気付かせてくれたのは倫理の勉強であった。FM湘南の営業担当である自分が経営者の会である倫理法人会の会員になり専任幹事までさせていただいているが、キャリアも4年半、動機も会社の命令と云う事で、まったく不純であるが、倫理の勉強を一生懸命させて頂いている内に、今まで見えなかったこと気が付かなかったことに気が付きだした。単語しか言えない父親ともその表情から何を言いたいのかが判り始めた。第13条「反始慎終」(本を忘れず、末を乱さず」は倫理にしかない教えであり、この第13条に一番心を揺さぶられる。

 今日は2月18日。明日、19日は多磨霊園に眠る曾祖母の命日である。其の命日を迎えるに当たって、「家族」の話しをさせていただきましたと結ばれました。


【会員スピーチー石田忠勝副会長】

今日の石田副会長は非常に気合が入っておりました。
冒頭のこの笑顔がMSを明る有意義なものにしたようです。
感謝!

 会員スピーチは石田忠勝副会長がお話になりました。倫理経営講演会の実行委員長を務められるが、朝礼の意義を元気・笑顔・姿勢とまとめられた。

 また、車中へ危うく忘れ物をするところを見知らぬ女性に助けられたが、「有難う」ということばを返せなかったことを悔やんでいること。

 聖路加病院の日野原先生のフェースブックの話。いつまでも革新を求め、新しい発想と、考えでいくつになっても人生にチャレンジして行く意義。その本には「健康」が不可欠とお話になりました。

益々、存在感が大きくなってきた照井幹事
大変な「愛妻家」でもある。

 

2015年2月11日水曜日

中国ビジネスの取扱い説明書  神奈川県倫理法人会副幹事長 卯柳 貴重 氏 2015年2月11日



 今朝のモーニングセミナー、ここの所の寒さ冷たさが嘘のような暖かで、笑顔がトレードマークの卯柳 貴重 氏にはうってつけの天候になりました。役員朝礼からモーニングセミナー委員長らしく、形の意味を説いて頂いて、新しく加わった当会幹部に納得させるなど、大変な信頼感を残して茅ヶ崎市倫理法人会を後にされました。
 
 今回はテーマにある中国ビジネスの勘どころを色んな事例を引き合いに出されてお話になりましたが、結論としては「どうやったら成功を勝ち取ることが出来るのかというよりもどうしたら失敗をしないで済むか」という軸足の問題であるというお話でした。日本人と中国人は同じ人間でも歴史、文化、哲学が違う、その上ほほ100%が一民族の日本と、漢民族が90%その他55の民族があり、同じ字でも全く発音も違う、広大な国土で地域によって大切にするモノが違うという誠に複雑な社会環境にあって、ワンウエイのコミュニケーションには限界がある。はっきり言って、100伝えようとしてもせいぜい30しか伝わらないという現実を肯定し、日本でしか通じない言葉や言い回しを排除することから始めなくてはならないということでした。


 卯柳さんの会社株式会社グローバルシステムズは、コンピューターソフトの開発会社で、主な
取引先はNECということで、主にレジの管理
ソフトを下請けしているとのこと。そして車の
板金を行うソフトも主力商品ということだが、
もっぱら制作は上海を中心に現地工場で、
中国人の技術者によって作られているそうだ。
コンピューターソフトの世界では設計は日本、
制作は中国(その他インドや東南アジアの国々)というのが一般的な状況とのこと。




 14年前に中国に会社を設立し、工場内はほぼ日本語で通用するほど、実績を経てきているが、
中国大陸を三つに分けてその特性をいうならば、北はプライドとかメンツ、中(上海・杭州)は現実的かつ計算高い、さらに南(広州)に下ると、もうこれは金しかない特性だそうだ。
 中国には団体(チーム)の意識はなく、個がすべて、血族がすべてであるが、それは中国の歴史がそうさせている。有名な中国4000年の歴史というのは実は裏切りの歴史であり、人を信じないという文化の源である。富を築いても国が変わればすべて没収、ゼロであり、その歴史を見て今日に来ている。コンプライアンスもなければ、倫理のりの字もない。国の方針で、突然法令が変わり、しかもそれが何年も前に遡ってという事例は後を絶たない。日本で大事件として報道される抗日デモも作られたもので、地域の政治家の自己PRに過ぎない。デモ隊も一皮むけば「やらせ」であり、実態にそぐわないものである。

 中国ビジネスの要諦は日本の文化と中国文化の間にある「穴埋め」がポイントであり、それを理解し、受け入れることで、回っていく。曖昧な言葉、日本にしかない言葉、言い回しを使わないこと等、例を挙げれば数限りなくある。マニュアル造りも「相手は判っていない」という前提で造る必要がある。十分には記述できませんでしたが、フィーリングとして十分に判らせていただきました。

 いずれは上海の工場に倫理を導入したいという希望は持っておられるということで、今後の進展に目が離せません。楽しそうに、自分の実体験で得られたことをお話しいただき、倫理法人会での講話としても十分に意味のあるものでした。ご苦労様でした。


  今朝は会員スピーチが行われ、現在当会会員で湘南中央のNO.2である永島正行氏がお話になりました。家庭倫理の会は生涯開発局の傘下にあること。先般の局長を招いての100人モーニングセミナーは113名の参加で、賑わったこと。達成感が次のステップへ背中を押してくれるという感じを抱いて活動が出来ているとお話になりました。法人会も頑張らなくてはいけませんね。
 


2015年2月5日木曜日

予防医学について 山田 好男氏/歌と舞踊 春蝶 氏


 今日のモーニングセミナーの講師は当会会員で(株)山上工務店の会長山上喜孝氏。数年前に一度お話をモーニングセミナーで聴く機会がありましたが、歌謡曲の作詞家としての顔をお持ちで、作詞・作曲業界のお話をお聴きした記憶があります。建築業とは全く違う分野でのプロ生活を永年されていることに驚いたものです。

 今朝は、どんなお話だろうと会場へ向かいましたが、御二人のゲストスピーカーをお連れになっての登壇となりました。お一人は「予防医学」の権威として永年世界的に活動されてきた山田
好男氏。いわゆる病気にかからないためには何をしたらいいのかを指導されている専門家である。御自身も82歳と云う事だが、歳を感じさせない健康そのもの。

山上 喜孝(はるお)氏


本業の建築業にプラスして歌謡曲の
プロ作詞家としての顔をお持ちの
山上喜孝さん。作詞家名は山上はるお

「森羅万象、何に対しても愛を以って
接すると氏がひらめいてくるもの」と
云われる山上さん。20作近くがCD・
レコード化されている一流の作詞家。

健康管理士 山田 好男 氏

開口一番、あなたの身体からは「赤・黄・青」の信号が出ている。その信号に気付き、
大切にする必要がありますと述べられました。
特に強調されたことは「体温」。体温によって人間は生かされているのであって、上は44°下は33°以下になると生命が途絶えるという。人間の平常の体温は36.5°から37°以下であるが、これが下がると免疫力がなくなって病気にかかりやすいし、病気になっても治りにくい。豚肉が身体を温める効果があるというのは豚そのものの体温が37.5°と高いからである。癌細胞は人間の体温が1°下がると活発化し、44°いじょうになると死滅する。体温の低下はエネルギーの生産活動の低下であり、それは病気、死に繋がる。従って、体調の悪い時に普段幾ら好物でもアイスクリーム等を食べるのは邪道の一つである。


 もう一人のゲストスピーカーは舞踊家(岩井流)で、演歌歌手の春蝶(しゅんちょう)さん。
ご覧のように、踊りと歌を披露して頂きました。春蝶さん、もともとは舞踊家としてのキャリアと実績の方が多い方であるが、最近は演歌歌手として芸域を広めておられる。会場で、「おてもやん」と「かっぽれ」を踊られたが、さすがに見事なもので、踊りに詳しい人からも称賛の言葉が聴かれました。山上はるお 作詞の「恋慕酒(しのびざけ)と「流恋川(はぐれがわ)」の二曲を唄われたが、愉しく聴かせて頂きました。 有難うございました。