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2015年5月20日水曜日

若さと健康  講師 乃羽 ひとみ 氏 乃羽バレエ団芸術監督・乃羽バレエスクール校長


  ホテルサンライフガーデンの赤いバラを背景に今朝の画期的なモーニングセミナーのアルバムを制作してみました。少しストロボの調子が悪かったようで、画面が少し薄暗くなりましたが、お許しください。写真は奥が深いし、一発勝負、厳しいですね。

 今朝のモーニングセミナーの講師は地元茅ヶ崎で昭和27年よりバレー学校を開設している神奈川県のバレーのレジェンドとも云うべき乃羽ひとみさん。元気のいい茅ヶ崎の女性リーダーと云う事で、当会がお招きした。西洋芸術の世界で日本はかれこれ200年から300年の遅れを背負っているという乃羽講師。本場では指導もその道の専門家によって分業化されており、きちっとした
科学、医学、心理学、運動力学等々の専門知識が背景にある人たちによって指導されるが、日本では稀であるという。その理由の最たるものは人件費が経営を圧迫するからだという。


 ところで、日本のバレエの歴史をひも解くと鎌倉と茅ヶ崎に行きつくそうで、乃羽さんがバレー学校を起こされたのも、その流れに沿ったものであったとのこと。鎌倉の七里ヶ浜にはヴァブロア記念館(現在は建物は無い)なるモノがあり、白系ロシア人のヴァブロア姉妹がここにバレエ教室を開設し、その後、日本のバレエを引っ張って行く多くの人材を育てたという。茅ヶ崎には当時、尾崎紀代彦の父に当たる藤田繁(芸名)も住んでいてクラシックバレーをやっていたそうだ。乃羽さんの御母堂が茅ヶ崎でバレー学校をやっていてその後を留学から帰った乃羽さんが引き継いだ。



 バレリーナを辞めて指導者になった経緯は本場とあまりにも実力差があり過ぎてプロのバレリーナとして食べていくのは困難だと思ったからといわれた。指導官の一人から、「あなたの他人よりも優れている所は聴覚と洞察力です」と云われたこと。それを活かして指導者の道を選びなさいと諭されたことにあると云われた。現役をあきらめて33歳で指導者の道を選び、今日まで来ましたと。


 祖父母の言葉「素晴らしい人間は人の痛みを感じる人」、そんな人になりなさいは座右の銘だとか。今まで巡り合った人がすべて教師ですと仰った。本来なら日本の文化に有る筈の芸に対する理解や支援が明治以降、幾つかの戦争と敗戦そしてGHQの政策によって何処かえ葬り去られてしまって、芸術不毛の国民性が残った。その中で、本物の教育を生徒に施すという事は経営側としては、コストの面で極めて難しいが、自分のポリシーとして、指導陣の専門性は絶対であり、そこにないがしろにしては充分な指導は行なえない。苦しいけれどそれを続けています。お蔭で、このポリシーにより人が育ち、人が残ってくれた。それが自分の誇りですと。



 



本題の「若さと健康」について

 「私たちは自分の家は掃除しますが、身体の掃除はしていますでしょうか?」という問い掛けから始まりました。若さを保つためには体を定期的に動かす習慣を持ってくださいと。例えば朝起きた時に大きな深呼吸を5回行うことによって脳神経が刺激されて活性化します。目の活性化の方法は近くと遠くを交互認見ることを繰り返すことです。耳は風や空気、鳥、虫の鳴き声を耳を澄まして聞くようにします。嗅覚は例えば朝食の味噌汁のニオイ、コーヒーの香り等で刺激します。
爪先で頭皮を叩くことも良い。同じ姿勢は腰に負担が掛かるので背筋を伸ばして骨盤の中心にせb尾根を立てる。胸筋を開いて可動域を改善する。手を上げてリンパ管を伸ばす。これらを楽しくやるということが継続のコツ。一日の生活の中ででも気が付いた時に少しやってみる。


身体づくりの必要性を身振りで示す乃羽講師
うるさくて嫌われていますと云われたが、本物の
指導者は当たり前
ヨハン・シュトラウスのウインナワルツ「工程円舞曲」
がフィナーレ


エレベーター等は利用を控える。
 
 個人的にはこの辺りは非常に理解できるところで、毎週土曜日のゴルフ講座で開始前の30分、びっしょりと汗をかくまでエクササイズを行っているので、問題なし。使わなければ「退化する」は間違いない事実。ほって置いては劣化の道をまっしぐらである。


茅ヶ崎市観光協会の田中賢三さん。茅ヶ崎の
かくれた売り物「クラシックバレー」に着目



最後に乃羽講師が挨拶。万人幸福の栞の17ヶ条が
いたく気に入ったご様子。朝倉会長よりプレゼントされました。



2015年5月13日水曜日

「朝を活かして生きる」 講師 高橋 哲也 様 倫理研究所法人局教育業務部    企画室チーフ研究員


 今朝は、ストロボを持参したが、使用しないのに仕舞い方が悪くてスイッチが入りっぱなしで、電池が消耗してしまったようで、少し写真の画面が暗いけれども我慢して頂きたい。今週から来週にかけて、目の回る忙しさなので、お得意先が休みの今日中に上げてしまおうとPCの前に座っております。

 今日勉強になったのは三つ;

  1.朝起きの心構え
  2.人を本当に理解するには少し時間を掛けてみる事
  3.プロのスピーカー(研究所の研究員先生)の話の組み立ての巧みさ

【朝起きの心構え】

 人間の一生は良く42.195kmの
マラソンに例えられますが、何歳まで生き
ようが、一日、一日の積み重ねが人生と
いうもので、そういう意味では一日は
短距離走のようなもので、あっという間に
終わってしまう。特に、我々は短距離走も
長距離走もいわゆる陸上選手のように
専門家ではないので、得手不得手などと
云うことは言っておれません。従って、
朝のスタートが大切であって、われわれが
朝礼に重きを置き、「職場の教養」を
使った「活力朝礼」を励行しているのは、
朝礼によって人心が一つになって、職場が成長し、人が成長し、企業が成長するという現実を
知って欲しいからである。たった15分の朝礼でも一週間、二週間そして1ヵ月、一年と続ければ、ちりも積もって何とかのたとえのように山が出来る。目的を持った15分と何も目的を持たず
行なう15分間の結果は違う。朝をどういう心でスタートするか心の置き方が大切である。

【福岡の倫理経営講演会での出来事から】

倫理経営講演会には二パターンあって、
講師二人によるスタイル、もう一つは講師と
自会の会員企業による朝礼実演のセットで
ある。
神奈川は後者のスタイルを個々に年程採用
しているが、福岡でのエピソードはこの朝礼
実演の内容が全く代表として出て来るレベル
ではなく、聴く者、見る者に感動より落胆を
起こさせるレベルのモノであったが、聴衆の
中に一人の年配の女性で盛んに涙を流して
それを拭きふき、高橋講師のお話を聞いて
おられた方がいたそうで、
後刻のパーティーの席上、其の婦人に近づき、何故涙を流しておられたのかお聞きすると、次のような返答が帰って来たそうです:

 「実は今日、朝礼実演のリーダーをしていたのは私の息子です。息子は7年間ほどひきこもり状態で、色々な方に対策をお聴きしておりましたが、知り合いの社長から私のところで引き受けますから寄こしなさいと云われて、ひっぱり出しました。始めは皆勤と云う訳には参りませんでしたが、段々と規則正しく勤務するようになり、ようやくああやって200人も集まっている前で、朝礼実演をやれるところまで来ました。子供に意欲が生まれ、明るさが、そして家庭にも笑顔や笑い声が出て参りました。ありがたい事です

という答えを聞いたとき、自分の朝礼への評価と母親の想いのギャップを感じると同時に、何事にも「裏話」があるのだなと感じましたと述べられました。気が付かなければ、それで終わってしまう話ですが、さすが「気付き」の研究員というところですね。一方で「自慢の企業を出してくるはずだが、何故このレベルを出して来たのか?」と疑う見方もあるかも知れない。

まあ、そんなことはどうでもよく、どんなことにもそうなる理由をどこかに持っているということなのでしょうね。それをくみ取るだけの余裕を常に持って対峙したいものです。そんな勉強をさせていただきました。

【プロのスピーカーの話の組み立ての巧みさ】

日出の時刻の変化を数字で表し、朝への
関心を引き付け、朝起きの重要性を語り、
それに自分が体験した心温まる倫理経営の
一つを披露することで、倫理経営の功徳を
我々に語り掛け、考えさせようという組み
立ては、到底我々にやれと言っても出来
ない事で、大変参考になりました。
 この組み立てで、何時かの機会に
お話しが出来るよう研究してみたいと
思いました。


高橋哲也講師には2011年10月27日に茅ヶ崎へ来て頂きました。その時には中国の内モンゴルへの「砂漠緑化隊」のお話をされました。  有難うございました。

【5月の誕生日プレゼント】

ようやく誕生日プレゼントに花束が登場しました。
当会副会長石田忠勝さんの清耕園さんの製品です

息子さん、健太さんの代理で関副地区長が受け取りました

朝日生命保険の三ツ谷所長も誕生日でした。

会員スピーチは3月に入会され、殆ど
毎週参加して頂き、今日はこの後倫理
指導を受けられる熊澤さん。
動機は鴨嘉人氏のイブニングセミナー
「ああなりたい」と深い感銘を覚えました
と話されました。
そして早速、実践報告では「朝の挨拶」
の効果を話されました。職場の雰囲気が
変わっていくのを実感されたとのこと。
嬉しいお話が聴けました。ありがとうございました。
       ―太田憲秀 記ー
 

2015年5月11日月曜日

茅ヶ崎市倫理法人会設立20周年記念「湘南の愉快ななかまたち」のお知らせ


 ご覧の御祝いの会を来る6月21日(日)に行うことになりました。現在、湘南地区には小田原を始め、平塚、藤沢そして茅ヶ崎と四つの倫理法人会がありますが、平塚、藤沢の元になっております倫理法人会は茅ヶ崎となっており、その歴史を辿ると20年前(平成6年11月27日)設立の湘南倫理法人会に行きつきます。年度内に記念行事を行おうという事で、この6月に行うことになりました。

 第一部で設立の歴史、そして功労者の表彰を行い、第二部では湘南地区の倫理法人会を中心に、県下の倫理法人会会員さらにはそのお友達にもお声をお掛けして、皆様の趣味やかくし芸を披露して頂こうと考えておりますので、自薦、他薦を問わず、お申し込みください。サポートは専門家の株式会社レスポアールの舛水政美会員が、プロとして皆様の晴れ舞台の演出を行いますので、気分よく演じて頂けるものと確信いたします。

 お申し込みは当会ホームページに御案内がございますので、そのページからPDFデータを印刷いただき、必要事項を記入し、FAXでお送りください。

2015年5月7日木曜日

今あなたとご家族が危ない ~劇場型詐欺とその防ぎ方~  講師 大石 不二夫 氏 神奈川大名誉教授



 今朝は大型連休の最終日、本来ならば大学の授業があるので、とても講演どころでないが、大学も授業が休みだからと言って引き受けていただいたといういうことでしたが、先生に勘違いで、実は大学では授業のある日でしたと仰った大石先生。本来は化学がご専門なのだが、故あって近々、詐欺の話を本にして出されるということから、今日は専門外の詐欺(特に高齢のご婦人をターゲットにしたオレオレ詐欺)の話をしていただけるということだ。本の題名は「詐欺の構図」ということで、監修をご友人の弁護士さんがやっておられるとのこと。間もなく書店に並ぶそうなので、心に留めておいてください。

 
 風貌は何やら難しそうであるが、何時も若い
世代を相手に講義をされていることもあり、
中々洒脱なユーモアを持っておられる先生である。今朝は「詐欺」の話であるが、専門外
とも言える分野の話をされるきっかけは、
身近な所で起きた詐欺事件が契機になったとのこと。
犯罪防止のために、実態を広く世に知らしめる
ためであると述べられた。近々、公開セミナーが八王子であるという事で、今日の話は時間的に制約があるので、詳しい話が必要な方は是非そのセミナーにおいで頂ければ、一部始終をお話致しますとのこと。

 詐欺の被害は警察には届けることはあっても、先ず捕まることは無いので、被害届を出す必要はないそうである。出すことによって警察の広報によりマスコミに流れて、週刊誌や夕刊紙の餌食になる。その結果、近所の手前、そこにはもう住んでおれなくなるというシナリオが現実のものになるとのこと。


 詐欺に掛かりやすいのは老女である。その
原因は女性固有の「母性愛」で、この愛は
子供がいくつになっても無くならないモノであり
つけ込まれるのは女性にこれがあるからであると先生は解析された。ひっかかるにはほんの
二、三分あれば充分との事。特に、巷を最近にぎわしている「劇場型」という詐欺は子供を
持つ老女を巧みにパニックへ誘導して行く。
普段は冷静な人でもこの催眠状態になると
考えられない行動に出ることはよく知られている。その効果をこの劇場型オレオレ詐欺は
仕掛けて来るそうだ。

 男性も完全にボケたら催眠には掛からないが、ボケ始めが男でも危ないとの事。気付きが弱くなりパニクルのだそうだ。受取人が警察官の服装をしていても、看護婦の姿をしていても、衣装は簡単にネットでもユニホーム屋さんでも買える訳で、信用の証にはsならない。

 では詐欺の被害に遭わないようにする自己防衛は「警察官のアナウンスが流れるレコーダー」を電話機に取り付ける事。また、電話を常時「留守」状態にして置き、後刻、思い当たれば掛け直すという対策も有効である。とっさの判断は年と共に鈍ってくる。詐欺にあって家庭が崩壊するということが、現実に多発している。こういう活動をして、被害者を一人でも少なくしていきたいと、最後に締められました。
 <講話の中では被害の具体例が生々しく語られておりましたが、講師とのお話合いで、その部分をカットして記載させて頂きました

濱田屋の小杉 淳 さん。社長以外始めて
モーニングセミナーにおいで頂きました

普及拡大副委員の永島正幸幹事、
今朝は、会員スピーチと朝食会での発言と
多忙な朝でした


県からは星幹事長、上野地区長、関副地区長が
参加。食後、打ち合わせを行いました。

和田さん(左)と大石先生