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2010年3月25日木曜日

以心伝心の前に判っておくことがある


 今日の講話者は高村智子さん。名刺を見るとカラーサイコロジストとある。色彩心理学診断士とでも言うのだろうか。町田にお住まいになりながら鎌倉の倫理法人会に出掛けるというあの高村龍蔵氏の奥様である。もともとがマーケティングやCIをやっておられたが、いつの間にかこの仕事のウエイトが大きくなったとか。企業のコンサルをやっていての結論は「企業は人(経営者・従業員)なり」ということで、それを色彩心理学の面から診ていくということのようだ。
 さて、「木」の絵を書きなさいと言われて全員、画用紙とクレパスを渡されて描いたのが写真に並んでいる絵(一部であるが)だ。これらを見ても判ることは全員「木」の概念が違うこと。そこには各人の現在の環境が大きく反映されているのだそうだ。国、季節、気候、人種などによっても同じ色も見え方が違うことはイタリアンブルー、フレンチブルーという言葉があるように違う。ましてや人間は感情の動物、その深層心理が透けて見えるとか。幾つかを紹介すると:
 ◆針葉樹を描いた人・・・・・・・⇒頑張りすぎ
 ◆同じ木を沢山描いた人・・・・・⇒仲間がほしい
 ◆動く生き物を加えた人・・・・・・・・⇒現状に不満足、飛躍をしたい
 ◆クリスマスツリーを描いた人・・・・・⇒自己承認意識が高い状態
 ◆大地を描いた人・・・・・・・・・・・⇒今の環境に満足
 ◆太陽を描いた人・・・・・・・・・・⇒決断を示す。左側に描いたら未決断、右側は決断済み
 ◆水   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・⇒少し冷静になりたい状態
 ◆輪郭で描く人・・・・・・・・・・・・⇒自己防衛意識が強い
 ◆山をあしらった人・・・・・・・・⇒父親への想いが強い
 ◆太い幹を描いた人・・・・・・・⇒生命力が強い
 ◆下草や芝生を描いた人・・・・・・⇒孤独感がある
 ◆木の上部が切れている人・・・・・・・⇒先が見えない
といったような分析が一般的に出来るということだ。思い当たる節がある方々も多いだろう。今朝は、身近で大変楽しい1時間でした。ありがとうございました。

2010年3月17日水曜日

世の中すべからく伝えなければ始まらない


 今日のMSは倫理研究所から松本光司さんをお招きして行った。講話の前段で、会員の朝倉さんから自分の身近に起きた原因不明の出来事を話され、それを受けて講話が始まった。医学で治せない症状が倫理で直ることがある。「親子相関」という言葉があり、親子をつなぐものは表面的なモノばかりでなく、次のような事象が出るという:
  1.親が心の中で思っていることを子供がそれを親に代わってやる(子供に多い)
  2.親が過去にやってきたことを子供がその年になるとやることがある
  3.時空を超えて親子が同じような思いをすることがある
このようなことから「親が変われば子供が変わる」という。まさに「万象わが師」である。奥の深いところに現象の根となる事柄が隠されていて、それを見つけて正すことによって自然に症状が消えていくことがある。「人を変えようとする前に先ず自分を変えろ」はまさにこのことを言っている。過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。自分が変われば相手、周りも変わっていく。
 会社においても「創業の精神を忘れるな」という言葉がある。倫理においても「元を忘れず」という言葉があるが、目先の利益を追い求めて目の前の実利に走ることによって、会社の軸がずれて、取り返しの効かない事態に陥ることがある。従って、これを避けるには:
  1.創業者の思い(企業理念)を出来るだけ多くの人に伝える
  2.新入社員を入れたり、他から人が来ると組織が締まる
  3.伝えることによって、証明され、自分自身の確信に変わって行く
  4.他人を責めるのは余裕があるからだと思え。適度な緊張感は不可欠
  5.努力すればその分成果も大きくなる。自分だけに留まれば、会社は栄えない
    多くの人に知って(会社、製品、サービス等)もらえて、初めて繁栄がある。
取りとめのないまとめになったが、伝えることの意義を具体例を交えて話していただき、非常に判りやすい講話でした。ありがとうございました。

2010年3月11日木曜日

これからの時代をリードする「健康産業」


 今日のスピーカーはNAVIONEERの代表中島陽一様。川崎市の法人会の事務局長を務められている。ご本人のキャリアは元リクルートということで、「自ら機会を創り出し、自ら機会を活かす」と言う文化風土で過ごされた方だけに現在のネットワークビジネスという業態は自分の「生きざま」だと語られた。
 歴史には時代を引っ張る大きな産業の波があり、過去その波が二回あり、今回は三回目の波が来ているということで、それは時代のパラダイムの大変革のもたらしたもので、自己責任の時代、すなわち一人ひとりが美・健康・老化防止・長寿を求める時代に変革している。大企業においても現業は置いておいて、ドメイン外の健康産業へ進出する例は枚挙のいとまがない。それほどまでに健康志向という流れは大きな流れで、企業の存続を賭けた戦いが繰り広げられていることはご承知の通りである。
そこで資本も人も商品も簡単に持てない中小、個人がこの流れに乗って行く一番の道は新たしい流通であるネットワークビジネスに参入することがベストな選択であると仰る。この形態には人・モノ・カネというビジネスの要素をもっとも時代の要請に合う仕組みがあり、消費者が高品質で低価格な消耗品を理想的に手に入れられる手段でもあるということだ。
 ネットワークビジネスと言うと正しく理解されないことが多いが、無駄をそぎ落とした会社システムと同じであり、実働に応じて収入が得られるものであり、実に合理的であり、人道的であるということを理解していただきたいと力説されていた。すべからく、ビジネスは人と人の上に成り立つものであり、原理原則は全く同じであり、しかも上手くいくか行かないかは自分次第である。「成功は自己成長のあかし」である。このビジネスは「感謝・純情(すなお)・はい、判りました」という倫理の教えに相通じるものがあるというクロージングでした。

2010年3月6日土曜日

女性はすごい。その一言につきる。


 ここ一週間ほどの間に強い女性二人にお会いした。共通点は若くしてご主人を亡くされても「不幸」という言葉は全く不要の実にたくましいお二人だ。一人は元宝ジェンヌ、一回り違うご主人を二年前に亡くされ、そして先月自分自身に乳がんが発見された方。未だ40歳だが自分の会社を持ち、ご主人の故郷の中国との商売をされている。自分が受けたことなど「不幸」なんて考えていませんと仰る。今まで、自分の意思の赴くまま生きてきたのですからと言われる潔さに感銘を受けた。

 もう一人はこの長谷川由枝さん。この方も40歳の時にご主人を亡くされた方だが、満を持してもてる才能を開花させた方だろう。「見て!見て!私を見て」と言う雰囲気を持つ、誠に司会業にぴったりの性格と雰囲気を持っておられる。ご苦労の程は一切語られず、兎に角、前を向いて堂々と生きておられる。人を笑わせることは人を幸せにするし、健康にするとの信念で、枠外思考=ユーモリストの極意を沢山の事例を元にお話しになった。サービス精神に富むこと、自分の欠点をどんどん話すこと、それが自分を売り込むコツですよと話された。

 女性には男には及びもつかない度胸と切り替えが備わっているものだなーと、今更ながら感じたこの一週間であった。