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2011年6月22日水曜日

「心を鍛える」(社)倫理研究所 参与 田口 勝 氏


行動=結果ではない。行動X心=結果である。という出だしで始まった今日のモーニングセミナー、今の世相というか日本において人間のあり方の問題提起として大いに心に響くものを残していただいた。心の持ちようによって不可能も可能にすることも出来ると実体験も交えながら、自分になければ智恵も人も借りたらいい、そうすれば無限の可能性を手に入れることが出来ると、滝口長太郎氏の生きざまを紹介しながらお話になった。正直、千葉県と言えば長太郎C.C.というゴルフ場しか知らない筆者であるので、インターネットで調べてみたら上記のブログが出てきました。詳細は上記ブログをご覧ください。
 今、過保護と他人への無関心という環境で育ってきた若者には苦難に耐え、それを跳ね返したり、それを糧にして切り開いて行くという力がない。その理由は、言わずもがな幼少期の家庭教育であり、人間形成の基礎を作る小学校の6年間が子供にとって不毛の時代であるからだと結論付けられたが、正にそれは我々世代の責任である。今、60近辺いやそれ以上になってそのことに気が付き倫理を勉強しても遅きに失してしまうのである。倫理(昔は家庭にあった、隣近所にあった)の勉強をもっと底辺にそして若年層にそして教育界に、もっと言えば政治家の世界に広めていかないと、半分以上終わった者たちが集まって勉強してもという気持ちにもなるが、そういうものでもないと心の持ち方をプラス思考に舵取っていくことにしましょう。それが純粋(すなお)という倫理の教えでもありますので。
 人間本来の純粋(すなお)は明朗、喜働、愛和と倫理の本には書いてある。この生き様こそが人間形成への道(倫)であり、いま問われている人の在り方なのだというお話と受け取りました。人間力を高めること、その先に見えてくるものは単なる成功不成功の何れかではなく、それを超えたモノなのだろう。
 と独断と偏見でまとめてみました。
 

「心を鍛える」(社)倫理研究所 参与 田口 眞

2011年6月19日日曜日

肌を科学する  講師 北原 慶子 様

今日の講師は寒川町生まれ、寒川町育ちで、厚木の七沢温泉にある古くからの石材店に嫁がれた北原慶子さん。お舅さんを看取られ、子育ても終わり、50歳になってから現在のお仕事である化粧品関連のビジネスに関わり、成功されている方だ。一般的にこの業界の人達が放たれる臭いというものを微塵も感じさせない清楚さと落ち着きが備わって、すがすがしくお話をお聴きすることができました。
 元々、化粧品などに興味がなかったと言われたが、女性であれば何時までも若々しく綺麗にいたいといういうのは当たり前のことであろうが、そこはこてこてと塗る既存の化粧品会社の化粧品でなく、低周波で通電しイオンを発生さ肌の内部まで化粧品の成分を効果的に機能させて肌を若々しく保つモイスチーヌ化粧品とその美容法に魅せられて業界に入られたということであった。
 いい肌の条件とは;「うなはだけ」というそうで、「う」は潤い、「な」は滑らか、「は」は張り、「だ」は弾力、
「け」は血色ということだそうで、大体の想像の範囲にある条件でした。肌は18歳頃までは28日で生まれ変わるそうだが加齢とともに年齢が加わるそうです。肌の三大課題は「しみ」「にきび」「しわ」だそうで、肌の構造から肌の再生のメカニズムまでを色々と説明された。
 肌のコンディションを整えるには;
   1.正しい洗顔
   2.マッサージ(刺激をかけない)
   3.栄養補給
が三原則だそうだが、年とともに活性酸素が出る、更にストレス等も老化の原因になるとのことで、モイスチーヌ化粧法は個々人の肌質を調べ対処方を決めていく方法を取っているということで、化粧品の成分が既存の化粧品とは全く違うそうで、イオン発生器を使って肌の内部に化粧品の成分を送り込もうとそれを妨害する成分が混入しているため、化粧品が機能しないのだそうです。対処療法的な既存化粧品に対してモイスチーヌは肌を抜本的に活性化させる働きをするので、アトピーとかニキビといった症状に悩む人達には効果が大きいという実例が出ているそうです。
 この東日本大震災を経験して、人の使命というものを考える機会が与えられ、自分自身もそのことに自問自答されたそうで、結論は「女性は太陽であり、世の中を明るくするものである。化粧品はそんな女性を美しくする仕事であり、十二分に社会的な意義のある仕事である」というものだと結ばれました。
 どうも有り難うございました。
 

2011年6月10日金曜日

今私たちがなすべきこと  講師 早瀬 徹 氏


 阪神大震災そして東関東大震災に接し、自分が今なすべきことは何だろうとセルフカウンセリングしたとき、それは現地へ行ってボランティアをやったり、寄付したり、物品を贈ったりすることではない。企業経営者であれば、自分の目の前の仕事の活性化に全力を傾け、儲け、納税を増やし、経済を活性化させることしかないと結論付けられたのが、今日の講師、早瀬 徹氏である。
 ここのところ我々人間、もっと言えば日本人のあり方が問われている。日本人が伝統的に持っていた一番大切なものは何なのか、それを再発見する機会になったのも、どんなに科学が進歩しても自然という抗うことのできない力が存在するという事実。
 講師、早瀬さんはご自分で苦労したと仰っているくらいだから相当に苦労を経験されてきたのだろうと思いながら聞かせていただいた。モチベーションアップをアチーブメントで勉強されている現役のバリバリなので、論旨も明快で、パワーポイントを使った資料も大変よくまとめられていた。一枚一枚のページに何時間割いても語りきれない話の内容がいっぱい詰まっていることを感じながら聞かせていただいた。倫理の勉強の中でいつも言われている「人を変えようと思うな、そう思う前に自分が変われ」という言葉が期せずして出てきたが、当日頂いた資料の中の「セルフカウンセリング」のページを下記に記しておきます。第一項の「私は何を・・・・」の「私」というところをいろいろと変えて考えていくと新しい世界が見えてくるような気がします。もの・こと・人・ビジネスの本質を再発見できると思います。

  1.私は何を求めているのか?
     →私にとって一番大切なものは何か?
       →私が本当に求めているものは?
  2.そのために今何をしているのか?
  3.その行動は私の求めているものを手に入れるのに効果的か?
  4.もっと良い方法を考え出し、実行してみよう

早瀬様、ありがとうございました。さわやかな後味の残ったいいお話でした。



















2011年6月1日水曜日

建築物と地震の関係にについて 河野 伸子 氏

今日は大森会長が米国出張中なので、会長挨拶は専任幹事の吉川精二さん。そして講師は建築事務所の代表、女性建築士の河野伸子さん。いつも仕事で一緒させていただくお二人である。河野さんは生まれも育ちも平塚で今も平塚に住んでおられる。社交的な女性で、すくすくと育って堂々たる押し出しである。ご自身はお世話になっていた建築事務所の社長の関係で横浜市倫理法人会の所属で、幹事を務められている。
 自己紹介と北里大出の化学専門のキャリアが何故、建築士になったか、その経緯をつぶさに聞いたのは初めてであった。それはおおらかさを地で行ったキャリアデヴェロップメントと言えるかも知れない。従って、個人経営は厳しいけれど、この仕事は大好きですと胸を張られた。
 会員さんの中には建築業界の方々が数名おられたが、テーマである地震と建物の話になると、河野さん手作りの小道具(写真で見ていただけると思いますが)による実験を興味深く見られていた。素人に話されるレベルで分かりやすく説明されたので、地震の波の長周波と短周波というものの存在やらそれによって建物に及ぶ影響等について、非常にわかりやすかった。ちなみに今回の東日本大震災の波は長周波、阪神のそれは短周波の地震だったとか。今回のは高い建物が振幅により上階ほど被害を受けたという調査が出ているとか。
 実務では構造という見地から建物や住宅を説明し納得いただけるように努めているとのこと。特に一部にデザイン的な見地を重視するあまり、耐久、耐震で問題が起きるケースが起きているが、自分としては構造上問題のある場合は、お客様から要望されてもはっきりと拒絶する信念を今後とも貫いて行きたいといわれたのが印象的だった。そして、結果的に何か起きた場合,姉葉事件でも分かるように一番弱いところへ責任がかぶさってくるのですからとも。
 準備方々、大変ご苦労様でした。ありがとう河野さん!