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2013年7月24日水曜日

色彩心理学のすすめ   ハートフルラボ 代表 高村 智子氏


  今朝の茅ヶ崎市倫理法人会のMS、会長の大森さんが海外旅行中で欠席の為、副会長の石田忠勝副会長が会長挨拶。商売柄、話しは花の話になり、トロピカルフラワーをオーダーしたところ、沖縄は台風の被害で、農作物や花に大きな被害があったということが判明して、猛暑で雨も降らず、熱帯夜が続く関東地方の住民には寝耳に水の話と。


今朝の講師は茅ヶ崎ではなじみの深い
高村龍蔵さんの奥様智子さん。
色彩心理学を研究され、それをベース
にした企業セミナー等を行っておられる
行動派の奥様である。

茅ヶ崎へは3年ほど前においでになって、
今回と同じような話をされた。あの日も
「木」をクレパスで描かされた記憶
があります。







 会場はほぼ8割がた埋まり、講話の
内容に興味を以て参加された人が
多かったようで講師の高村さんも
当会への謝辞を述べられていた。











この写真、実は和田さんと岩澤さんが
一生懸命「木」の絵を描いておられる
一コマです。隣は何を描いているか、
気になるところ。「木」の概念は
それぞれが違う訳で、その違いに
ついて高村講師から説明が
行われました。









これが一般的な「木」の概念であるとの
説明を受けた。枝葉の存在、茂り、
根っ、地面、太陽、空間等々、
それぞれに描く人の深層心理が
読み取れるとのこと。

  下里専任幹事の作品をモデルに、
下里さんの深層心理を読む高村講師。

 裏表に木を描いた。最初の絵と
二度目に描いた絵との違いは
こころの動きを見る格好の材料とのこと。

 この二枚目の絵にある太陽は真上、
最初の葉右上から等々、場所の違いや
空間の大小、右左によって統計学的に
その裏付けが出されているということで、
皆がうなずきながら解説に聞き入った。











  上の四枚の写真は朝食会の席上で、質問の代わりに全員の作品の分析をお願いした。それぞれが思い当たる節があるらしく、熱心に分析に聞き入りました。朝食会がこのように盛り上がるのは、それぞれが「参加」しているからだろう。いい朝食会、いいMSでした。高村さん、ご苦労様でした。見事に見破られました。脱帽。



2013年7月18日木曜日

良い結果は準備次第  倫理研究所法人スーパーバイザー 荒井 久満 氏


「人はやらない、動かないモノだ」、そう思えばストレスも軽減出来る。従って、その人を動かすためにリーダーとして何をしなくてはいけないかというお話でした。成功不成功の分かれ道は他人をどれだけその気にさせたかに尽きる。気付いたらすぐするの「する」は先ず、忘れないように「メモ」を撮ることであり、行動に移す前には用意周到の調査・研究はもとより準備が必要であるという事だ。

 本丸もめがけて一気呵成に行くには相当の忍耐が必要であるが、往々にして人は耐えられない。そこで、どうせ行くなら楽しくやり、紆余曲折も素直に受け入れてやっていく。その中で、人を育てていくという工夫も大切で、いいところが一つでもあれば、それを取り上げて褒めてやる。そして
組織の中に存在感を作り出していく。そうすれば人の心の中に火が灯る。スイッチが入る。

 モノの準備だけでは不十分で心の準備すなわちそれを動かす人の心の準備の二つが揃えば、良い結果は自ずと訪れるというお話でした。人使いの機微を教えていただきました。




   倫理法人会M.S.の運営
   マニュアルを初めての人にも
   理解でき易いように編集
   された紙芝居方式のマニュアル










左もマニュアル















  大森会長が海外出張中の為、
岩澤相談役が会長挨拶を代行。
地域の夏祭り「浜降り祭」を話題に
出され、茅ヶ崎の夏は倫理法人会の
締めの月でもあると結ばれました。










会員スピーチは清耕園の
石田忠勝副会長。
先代はハウスで花を
栽培する農家。
東京オリンピックを機に、
生産者から販売へ
シフト。花屋として今の地に開業。
毎朝の早朝散歩に17箇条と
夢限りなくを口ずさみ、暗証
しておられるとのこと。





2013年7月4日木曜日

余生堂々 長寿社会で心豊かに生きるには  仁平 幸男 氏


 カンヌ映画祭で最高の賞に当たるパルモドール賞を獲った日本映画が四本あるそうだ。「地獄門」・「影武者」・「楢山節考」そして「うなぎ」の4作がそれにあたる。中でも3番目と4番目は今村正平監督による。今日の講師の仁平幸男氏は1997年役所浩司を主演に作られたこの映画を作った会社の社長、その人である。

 そもそも映画会社に来られたのは昭和23年に大学を卒業、三菱電線工業に就職、60歳まで奉職、その時にケイエスエスという映画会社から三顧の礼を以て社長として迎えられて今日(84歳)に至るという誠に奇異な人生を送って来られた。

 リタイヤする時には人生の財産が沢山あるはずだから、それを使いながら自分のペースで愉しんで生きることが理想の生き方である。そして時間よりも金よりも一番大切なのは「健康」であり、守りと攻めの健康法を持てと云われる。「余生堂々」という慶応大学の松木靖夫先生の書に巡り合い、今日の生き方が固まったと述べられた。

 その時の道連れは1.書物2.伴侶3.友人であるが、人間関係を良好に保つための術は:
   
 1.相手は自分と違う人である(他人である)
 2.相手を自分の思うように変えようと思うな(変えるのは自分である)
 3.些細なことでは相手の言うに任せる
 4.いつも機嫌のPいい顔をしている
 5.頼まれごとは二つ返事ですぐやる
 6.胸を張って背筋を伸ばす
 7.身だしなみに気を付ける(外装を整えれば内装はおのずと整う)
 8.好奇心を持ち続ける
 
 と云った具合に人生の最終楽章を豊かに生きるための処世術がプリントしたもので一杯頂くことができました。将来に目を向けて今を生きれば今が一番若い。過去を振り返ることなく、常に前を見て積極的に行動し捉え、自分自身に刺激を与えていく生き方こそ、長寿社会で心豊かに暮らせる生き方である。
 最後に電線屋が映画人になったモチベーションは他人に「感動」を与えることが出来るからであると結ばれた。

 私見であるが、戦前と戦後生まれは根本的に価値観がどこか違うと学生時代から思ってきたが、今正にその違いを再び確認した。出来ていないことは夫婦間で「頼まれ事は二つ返事ですぐやる」という事ぐらいかなーと思い、反省をしております。 有難うございました。