go to home page

2014年12月31日水曜日

身体障害者への愛の心  講師 伊藤 美穂子 茅ヶ崎市倫理法人会会員 笑顔の会 代表


 今年最後のモーニングセミナーの日となりました。快晴の大みそかの朝です、普通の朝ですが、人の心の内が異なるのか、感じ方が違うようですね。

 倫理歴38年と云う誰かの言葉を借りれば、「雲の上の人」と云う伊藤さんのお話は「人との出会いが自分の財産」ということで、お金と違って、これは一緒に持って逝けるからだと仰った。ご自分は倫理へ入会以来、毎日誰とであったかをノートに書いてこられたそうであるが、これが今日の自分の財産ですと。

 御主人とのなれ初めは映画館で隣にたまたま座っていて、映画の後、喫茶店に誘われて初めて行った時が26歳。昔のこととはいえ、晩稲の方である。結婚に際し、伊藤家の全てに結婚を反対されたが、それは自分の兄が「身体障害者」だったからだそうだ。特に長姉の反対が一番強かった。もちろんご両親もそうであったが、義母には10年間手紙を書き続けたそうである。このご主人、国立大出で、頑固者の科学者との事、未だに面と向かって「お前と結婚してロクなことがなかった」と平然と言ってのけられる超我儘ものだそうだが、いまだ離婚に至らないのは我々が知らないいい面もお持ちの方であろう。この辺りをお聴きしながらにこにこする自分に気が付きましたが、まるで自分のことを言われているようで・・・。

 ご自分の兄が身障者でありながら、自分は耳が聞こえないことに人から憐みや同情を貰うことが大嫌いな方で、両親が家業の美容院をその頃手伝いをしていた自分にすると決めた時、猛反発し、美容学校への入学を志願したが、校長先生に断られたが、土下座して懇願する兄の情熱にほだされて、涙を流しながら入学を許可したくだりは圧巻であった。このお兄さんの生き方は
本当に胆の据わった戦前の家庭環境、教育環境の中で育った人ならではのものがあり、この根性と云うか信念が、日本人の「魂」であると思いました。この実兄はヘレンケラー賞を受賞された方だそうです。

 倫理指導で得たアドバイスを忠実に実行し、慢性の原因の判らない自律神経失調症から立ち直った下りや、兄の障害の原因に関して受けた指導は兄が先祖の犯した罪を体で贖罪していると云われた。實母との確執も、自分の一方的な思い込みであると悟った時、その呪縛から逃れることが出来た。

 伊藤さんからは「何でもはいと一旦受け止める」という言葉の意味は、人が言っているのではないその先に大自然、大宇宙があり、それが他人を介して自分に語りかけているのだという理解をしたら如何でしょうかと教えてもらいました。嫌なことを云われて人に反応するより、先ず受け止めて、その意味を良く考えてみること、そして自分の利益になるように解釈することの重要さをおしえていただきました。感謝

家族、息子・娘家族と箱根でくつろぎ中を下山して
MSへ。大森さんらしい対応だ

山際さんご夫妻。3年ぶりのご来場だ

倫理をもう一度トライしてみようと山際さん

関さんの話しも良かったS。斎藤晴美さんに
啓発されたとすぐ行動に移した話をされました。


益々、存在感の出てきた照井さん

皆様にホテルサンライフfガーデンの正月飾りを
ご紹介します。

今年一年、ご愛読ありがとうございました。

 









 

2014年12月24日水曜日

倫理に学ぶ「自分経営」   斎藤 晴美 鎌倉市倫理法人会幹事 ㈱中央メディアエージェンシー取締役


 今朝のモーニングセミナーの講師は鎌倉市倫理法人会の幹事斎藤晴美さん。今年、4月に入会された女性だが、もともと持っておられた「根」の太さ、丈夫さで今や鎌倉市倫理法人会と云うか神奈川県倫理法人会の「新人王」と云っても差支えのない倫理活動をされている。今日の講話をお聴きして、そのリアルな内容と起承転結、メリハリのある纏め方と云い、その思いを確信した。

 東京都の葛飾区に生まれ育ち、短大を出ると志望の保母さんを浦安でするも、結婚・出産で休職。一度はOL生活をと、飛び込んだ広告業界、アルバイトから正社員さらには役員まで駆け上ったが、過労が元で退社。千葉県の地方都市のミニコミ誌で営業をやりながら10年前、友人と共に独立し、今の鎌倉市腰越に住まわれるようになった。

 倫理法人会との出会いは東京都の副会長をやっておられた樋口陽子さんとのこと。前職時代からの仕事上でのお付き合いはあったが、倫理に入会を勧められた訳ではなかったとのこと。それが樋口さんの鎌倉市倫理法人会での講話を境に、樋口さんの理由は判らないが素晴らしいオーラに魅了され、迷うことなく自分で入会を決められたそうだ。誰もが最初に感じる雰囲気の特殊性はあるにはあったが、自分が信頼している人(樋口さん)が一生懸命やっておられる会なので、悪かろう筈はないというのが、その時の決断の気持ちだったと。

6月に行われた鎌倉市倫理法人会の
MSで、会員スピーチを依頼され、
その時選んだテーマが:
「父との和解」だったとか。
幼い頃、母親と離婚した父親は
母親の残像を自分に観ておられた
そうで、とても辛く当たられ、
それが契機になり絶交状態が長く
続いており、会うことはもとより、
電話すらしないでない状態だった
そうであるが、これを「解決したい」
という誓いを会員の前でされたところ
までは良かったのだが、一向に
行動に移せないでいた時、講話の一週間前に研究所の鳥越先生のお話を聞く機会があり、その時のの一言「生んでくれてありがとう」に背中を押されて、車の中から電話で、「お父さん明日行くからね!」と云って翌朝、出かけられたという。
 一周り体が小さくなったように思われた背中を見て歩くうちに、永年心に抱いていたわだかまりが一挙に氷解して行くのに気が付くと同時に、父親へ発する自分の言葉の声音やしぐさ、顔が変わっていくのを感じられたそうだ。


 翌朝父親から「昨日は来てくれてありがとう」という電話が来た。今まで、こんな言葉を掛けて貰ったことは一度もなく、もしかしたら「死期が近いのでは?」と驚いたと冗談を言って笑わされた。もうこれ、親不孝を続けなくても良くなったとその時、涙がこみ上げて来たそうだ。
 倫理を勉強していなかったら、倫理と出会っていなかったら、どうなっていただろうと想う一方で、倫理に対する「信念」もこの時に生まれたと思うと吐露された。

 倫理を勉強していると志を同じくする人たちが集まっていても色々と雑音が聞こえてくるが、心の幹、即ち根っ子が変わらなければ、根っ子を広げて行けば、そんなこと怖くない。真理を学びながら、モーニングセミナーに出て、初めて会った人空刺激を受けたり、他人の知らなかった一面を発見して、幅を広げていく。そんなところがモーニングセミナーのエッセンスですと。
例えばと云って、引き合いに出された鎌倉市倫理法人会のNさん。Nさんの変わり方、変わり様は何時も驚いてご覧になっているとの事。

 最近観たテレビで、「スマスマ」というのがあったそうだが、そこで25年ほど前に大評判を呼んだ「クイズダービー」という番組を当時の出演者である司会の大橋巨泉氏をはじめ、往時の出演者が出てやっていたという事だ。そこに、学習院大学の教授で篠沢先生が出ておられ、ユニークなキャラクターを発揮して、名物回答者を演じられていた。その先生が、ALSという難病を患い、今や車椅子に乗って、殆ど動けない状態であるにもかかわらず、コミュニケーションできるツールを使って、巨泉氏に「今の自分の姿を楽しもうよ」と書き送る様子が映し出された時、
「今」という言葉の意味と意義を改めて感じましたとのべられました。


 最後に、自分の来年のテーマはこの「今を精いっぱいに生きること。今の自分の姿を楽しむこと」。これを深く掘り下げ、心根の幅を広げていきたいと結ばれました。そしてこういう講話の機会を戴けれことは自分自身の成長につながることであり、そんな機会を与えて頂いた茅ヶ崎市倫理法人会の皆さんに感謝したいとお礼を述べられました。

 筆者は御縁がって、ゴルフをコーチングしているが、ゴルフでは未だ拝見したことがない感性豊かな情緒とインテリジェンスを持っておられることに失礼ながら気が付きました。心して掛からないと・・・。との想いです。ありがとうございました。お呼びした甲斐がございました。

もうすっかり茅ヶ崎の主軸になられた照井さん。事務報告を
御願い致しました。

今日は茅ヶ崎には珍しい県の川内会長も
お出でになり、一生懸命講話を聴かれておりました。


上野地区長、関副地区長も茅ヶ崎強化で
一生懸命です。

鎌倉からは根岸さんが応援に来てくれました。

一仕事終えたコーヒーはいい味がしたのではないか
と思いますが、如何?

当会もこの方が居れば、進行は安心です。

2014年12月20日土曜日

栞に学ぶ   一社 倫理研究所 首都圏方面担当研究員 鶴川 宗弘 氏


 御母堂が一般倫理の会の指導員として倫理研究所におられるということで、一般倫理の会に馴染みのある方々にはいわゆるピンとくるお名前だそうである。今朝は倫理研究所の首都圏方面担当研究員という職責で、当神奈川県下の倫理法人会を直接担当されている鶴川宗弘氏を講師に招いて、表題のテーマに基づき、講話を聴かせていただいた。筆者も11月に行われた富士研での法人レクチャラー研修でお世話になったばかりで、楽しみにお聴きしました。と言っても、ブログにまとめる手前、聞き流すわけには行かず、しっかりとメモは取りましたが、講師の真意を反映したものになるかどうかは若干の不安があります。

 茨城県土浦市のご出身で、36歳独身ということだ。幼いころからお母さんに連れられて家庭倫理の会に通うこと小五から中二まで4年間。しばらく中断し、社会人を経て32歳で倫理研究所に入所。3年間富士研修センターで研究員としての研修を受けて、今年から首都圏方面の研究員となられた。初めてお見かけしたのは9月の県役員の就任式の時だったようです。



ご覧のように「笑顔」を話す場合も
絶やさないように心がけておられる
とのことで、それはセミナーの運営
指導を1年間やられたことによると
のことで;

 1.明るい声
 2.笑顔
 3.元気な姿勢
 4.きびきびした動作

にポイントを置いて、指導をされてきた
経験によるものだそうだ。
「笑顔」は良いことがあったから笑顔に

なるという順序ではなく、笑顔でいるから「いいこと」が起きてくるとぴう順序だそうです。富士研の
ロビーにオムロンが開発した笑顔度を測る測定器が置いてあったが、研修に来る人たちはその
カメラに向かって「笑顔」づくりに余念がないそうです。これにも「コツ」があるそうで、目じりを下げ、口角を上げ、笑皺を作ることだそうです。

 余談から戻って、次のチャートを披露しましょう:


栞の9ページに「素直なこころ」の説明が出てくるが、ここで自身の体験を基に人に対するこころ、
もの(こと)に対するこころ、そして大自然にたいするこころを次のように説明された。

 他人に対する心の在り方として、前段で同期生は居ないとの説明があったが、68歳で入所されたT研究員との共同生活で得た体験が話されました。T氏は自由奔放な性格で、後片づけや整理整頓が苦手で、机を並べていた自分の机の上まで、その荷物が侵食する始末、椅子の出し入れも自分ではできず、通行を妨げられた自分がしまって通る始末。いつしか攻めごころがふっふつと
湧いてきても、何せ68歳の高齢者にはそれを面と向かって言えない。その内に冬になり、しもやけが手にできて、なかなか治らない。そこで「倫理指導」を受けると「T先輩に詫びなさい」と一言。
そこで決心して、今までの非礼を詫びて、打ち解けると「しもやけ」が治ったそうである。

 モノに対する心の在り方についてはトイレ掃除での体験から、他人が汚したトイレを素手で掃除
する過程で得られた自分の高慢な心と、他人を責める心の無意味さを体感した事例をお話になった。

 また、大自然に対する畏敬のこころは研修中の日課である「禊」を通じて、得られたエピソードをお話になった。自然を素直に受け入れる心の大切さを、ネガティブで体験した自然の滝(夕日の滝)での禊で起きた「一か月間に及ぶ頭痛」体験から説明された。自然に素直に向き合い、それと同化することにより、人間はそれをクリアできる能力の持ち主であると。

栞を手に読み方三つのポイントを説く鶴川研究員

 最後に、「栞の読み方、三つのポイント」
     
      1.いつも携帯すること
      2.先入観を持たずに素直に読む
      3.今、ここで感じることを大切に

        自分の心境の変化に応じて、感じる部分が違う。いわば
        光と影が生じる。その時、光の部分を大切に。

 「今日一日、素直な心で過ごしましょう」と結ばれました。 

朝の挨拶は大森相談役

夫唱婦随で会員スピーチは奥様の康子さん。
実家の法事に行った際のハプニングを楽しく
お聞かせいただきました。
幹事の欠席が目立つ中、新加入の照井さんの
活躍の場がどんどん増えております。

今朝は雲に覆われて姿がはっきりとは見えない富士山




2014年12月12日金曜日

老人ホームについてのあれこれ  講師 当会会員 古知屋 光洋 氏


 政治家をめざし、代議士の秘書を務めたこともあるという古知屋さん、当会の会員であるが、始めてお目にかかる方が多く、紹介者が田中賢三前茅ヶ崎市商工会議所会頭ということもあって、今朝はその田中さんもおいでになって、古知屋さんを紹介された。

古知屋氏を紹介する田中賢三前
茅ヶ崎市商工会議所会頭


24時間対応の特殊な職場だけに
早朝よりモーニングセミナーに出席
することは甚だ難しいと言いながらも
「職場の教養」を使った麻日の
朝礼はもう二年ほど行われている
そうで、倫理への取り組みがMS
だけではないことを証明された会員
さんでもある。







大學を卒業後、政治家をめざし、秘書を希望して目白の田中角栄を訪ねるも、それならば地元の代議士がよかろうという事で、厚生官僚出身の代議士の秘書を務め政策立案等の実務に携わる。しかし、政治家の表と裏の現実を知り、きっぱりと政治の世界と縁を切り、花屋さんを開業(1990年)、当時のガーデニングブームで事業は大いに繁盛し、
花屋さんを15年ほど経営し、遊休地があったので、特養を開業して、9年目と云う事だ。

老人ホームについての特徴を一覧にして説明されたが、それを筆者がここで説明できるほど内容を正しく把握できておらず、関心のある方は古知屋さんに聞いていただくか、インターネットで調べて頂ければ、正確な情報がえられると思いますので、ここでは割愛します。

介護保険制度は2000円から始まったそうです。いわゆるドイツの制度を範に制定され、三年ごとに見直しが図られて来ておりますが、将来図としては医療保険との統合が落としどころといわれているとのことです。
 
      平成元年             平成25年
    地方交付金 15兆円          15兆円
    行政予算  25兆円          25兆円
    社会保障費費10兆円          30兆円
    国債利払い 15兆円          22兆円
①    (小計) 65兆円          92兆円

②   税収    57兆円          43兆円

①-②     ▲  8兆円(赤字国債)   ▲49兆円(赤字国債)


 消費税の税率アップが棚上げされ、予算の増加は期待できない環境で、経営的には厳しいと言いながらも、現場の知恵で乗り切る覚悟と云われたが、高度成長が途絶え、年々税収が落ち込む中、赤字国債の増加でつじつま合わせを行っている。日本の国債の購入者が日本国民が大多数と云われていても借金には間違いなく、最近のニュースで明らかなように日本の信用格付けは低下し、ゆくゆくは国際信用問題に発展していく。少子化で年金負担の担ぎ手がどんどん少なくなり一人あたりの負担額が肩に重くのしかかる中、94万人いると云われる要介護者で、入居しているのは42万人。残り、52万人を入居させるには7500ヶ所の施設がいるそうだ。
この収支バランスでは不可であることは明白である。
 この国の構造を変えていくしか改善の道は無いように思われる。深刻な話を上の数字は如実に見せてくれている。「将来の国の形を問う」という課題である。今度の選挙はアベノミックスでどんな国になるかという問い掛けだろう。  有難うございました。

会員バッジのじゅよ


冒頭、新会員の入会式が行われました。
新会員は茅ヶ崎市にある朝日生命の
茅ヶ崎支店長三ツ谷英剛氏。



倫理法人会憲章の唱話です

当会普及拡大副委員の永島正幸氏の
ご紹介でした。







サラリーマン所長ですが、出来るだけ
朝のセミナーには参加する覚悟とご挨拶
を戴きました。





今朝の会員スピーチは専任幹事の岩澤さん。昨夜地元茅ヶ崎で行われた普及拡大委員会の
余韻を持ち込んで、力強い決意が述べられました。

専任幹事 岩澤 裕 氏



          今朝は横浜市倫理法人会の樋口会長も
         参加いただき、来年1月の創立30周年
         記念行事の案内をされました。活発な会は
         会員の結束が強く、行動力が顕著ですね





今日はカメラを河野伸子さんに預けて、
筆者もカメラに収まりました。

昨夜の茅ヶ崎での普及拡大会議の講師:千葉県の荒井久満氏にも
参加いただいたMSはピリッと締まりました。画面の奥には照井さんの
奥様の姿も見えます。少しずつながら新風が漂い始めました。
  

2014年12月7日日曜日

良い組織作りは営業視点がポイント  講師:丸山 修市 氏  横浜市北倫理法人会会長


 先月9日(土)の県役員会の前の特別セミナーで自会横浜市北倫理法人会の会員拡大・普及のサクセスストーリーを発表された同会会長の丸山修市氏、本職は株式会社トライプランニングというマーケティングコンサルタントの代表取締役であるが、そのノウハウを倫理法人会の普及活動の中に活かされて、今日の会員組織を作られた。そのノウハウはすでにプリントされ、県役員や単会会長の元に届けられているが、会員数が一向に増えない茅ヶ崎市倫理法人会の講師にお招きし、お話を聞こうということになった。


丸山さんは元はカメラ・プリンターのキャノン
の子会社であるキャノン販売の出身。筆者
の前居た会社も写真部はキャノンカメラの
代理店として、キャノンの皆さんとは交流も
多く、確か写真部にはキャノンの人たちと
定期的にやるゴルフの会もあったように
記憶しているが、もう30年も前の話で、
他部門だったから覚えていないが、独立して
起業した時、新丸子の本社の皆さんに商品
でご支援いただいた。従って、プリンターは
何台もキャノンを使っている。そんなことで、
人一倍親近感が湧く。



本題に戻って、よい組織作りは会社であり、倫理法人会の場合は会員組織である。良い会社とは
社員が「うちの会社は良い会社だ」と外に向かって言える会社であり、よい組織とは法人会の会員が「うちの組織(法人会)は良い組織だ」と自認するものでなくてはならない。良い会社という場合、
一般的には「目に見えない、形で見えないもの」が大事であり、それは例えば、楽しい、任せられているとかよく褒められるとかみんなといると心地よい」といったものである。


営業的視点で言えば、会社は「戦略」と「営業」の二つで成り立っている。戦略は本部が考えるもので、それを実行に移すのが営業である。
その場合、あの手この手の営業もあるが、お客様に何をどう伝えるか、例えばセールスツールやトークが必要で、それがしっかりと用意されていることが必要である。
 これを作るのは倫理法人会では倫理研究所であり、地域の倫理法人会をつかさどる県の組織であり、単会の役割である。



 即ち、「お前ら勝手にやってこい」では成果は期待できないし、生まれないことは明白である。
見込み客、あるいは会員のところに行って何を伝えるのか。どう伝えるのか・・・と云ったところまで落とし込む必要がある。行くだけでは駄目
である。

倫理法人会に於いては先ず会員或いは役員
に取って自会は良い会、良い組織であると自慢できるかどうか、いい会になれば会員が会員を呼び、その会員がまた人を呼んでくれる。これが横浜市北の強みであり、会員づくりのエッセンスである。


 この後、県の幹事長、三瓶普及拡大委員長、上野地区長を交えて行った当会の幹部会議、遅ればせながら、やるべきこと、そしてそのスピードに付いて少し意識が生まれつつある感じを持ちました。他会のMSやイベントを観させていただくと、その中に沢山のヒントがある。それを「良いことだ」と思ったら躊躇せずやってみること、うまく行かなかったらすぐやめたらいいというくらい腹をくくって会の運営や会員獲得に臨むことが必要だろうと思います。

 最後に丸山氏が「巧遅より拙速を尊ぶ」これが私の信条であると結ばれたが、早ければ直す時間も残されているということ。きちっと時間軸に行動を計画して、臨むことによりゴールへの確かな足取りが実を結ぶということになるだろう。 感謝


  二か月前に入荷された照井さん、当会の新しい幹事です。さっそく事務連絡をやっていただきました。また、県の広報紙の「新会員紹介欄」で短いながらコメントを掲載していただくことになりました。

2014年11月26日水曜日

幸福の条件  講師 山本 智一 氏 (一社)倫理研究所法人レクチャラー  静岡県倫理法人会幹事長


 今朝の講師は昨晩の経営者の集いの講師、静岡県倫理法人会の幹事長山本智一氏。若干 41歳の幹事長であり、有限会社サンミーナの代表取締役である。事業は各種保険代理店、ファイナンシャルプランナーで二代目と云う事である。

 昨夜は「万人幸福の栞」17ケ条を自分のことに置き換えて、説明されたが、今朝はグーッと絞り込んで、夫婦愛和で社内の空気が一変し、業績向上につながったというストーリーをお話になった。

 冒頭、朝倉会長が会員訪問で大船の証券会社の支店長を訪問された時、こちらは相手の顔が判らなくても、相手は顔と名前を憶えておられて驚き、客商売のセンスの無さを感じたというお話を引き合いに出され、浜松の居酒屋の繁盛店が、お客様の名前と顔を覚えることにより、圧倒的にお客様の支持を得て、繁盛しているかというお話を挟まれましたが、これは大ヒットでした。
これにより、聴講者との距離がグーンと近くなりました。正に「前味・中味・後味」のお話でしょうね。


今日の話しは「家族愛和の話」。
元々家族愛和などなかった家庭に
育ち、親父を嫌い、家を飛び出す
ように大阪の大学へ入学し、就職に
苦労したが、すぐ退社し、父親の会社に
就職するという我儘を押し通して行けば、
どんなことが起こるか想像に難くない。
今お話になっている愛和など、全く
無縁な生活だったと話された。



社内で父親との対立は想像を絶する
もので、その様子を見て、人を採用
しても長続きはせず、社員の採用、
退社が続いたが、何故と云うことに
気が付くことは全くなかった。
社内で交わされていた言葉は、全く
ナンセンスな言葉の洪水で、社員の
やる気を削いだり、進路を妨げたり
することに全く無神経な状態だった。
当然自分の生活も荒び、仕事への



集中も無く、酒におぼれ、夜遊びに現を抜かす毎日の連続だったと述悔された。そんな時、
25歳で子持ちの女性と結婚したが、二人目の子供がお腹に居る時に不倫して、家庭内騒動が勃発、妻から離婚調停を突き付けられて離婚。不倫相手と結婚したが、連れ子に愛情が湧かず、子供の成長と共に夫婦の溝が深まり、もう一度離婚という危機に直面していた。

 そんな折、倫理法人会へのお誘いが取引先(仕入先)の社長からあり、100人モーニングに参加。その時の輪読が第四条「万象我師」。この言葉に感動し、入会。熱心に通ったわけではないが、親しくなった友達に会いに行く、朝飯を食べに行くといった感覚で参加していた。
自分の中に人に言えない悩みを持っていてもそれを表に出さず、優等生顔で参加していたが、
倫理指導と云う相談システムがあることを知り、「父親との関係」で倫理指導を受けた。
指導内容は「父親の云う通り何でもはいと答えてそれをやりなさい」という事だった。
それは倫理法人会入会後二年ほど経っていたが、指導の通りやっていくと段々父親の対応が
変わっていくことが肌で感じられるようになってきた。


 一度「朝礼をやってみたい」と
提案した事があったが反対されていた。
が、もう一度言ってみると「やれよ」と
賛成してくれた。
 そうこうするうちに今度は奥さんの
話しも素直に聴けるように変化してきて、
家庭内の雰囲気が良くなってくると、
社内の空気も段々と変わり、ベテラン
女性社員を軸に倫理を軸にした
経営改革にまで手が届くようになった。
今や五年連続で売り上げが増大し、
スタート時の1.7倍に成長した。


 
母親の肺がん発症に前後して父親の浮気が始まり、そのことで悩み倫理指導を受けると、本(お墓)にお参りしなさいとの指導を受け、それを続けていくと、親父の浮気も熱が冷めて、
元のさやに納まった。
娘さんが義務教育を卒業する時もらった手紙を
披露する山本講師

夫婦げんかの絶えなかったときにも
子供に「お父さん、お母さん喧嘩
しないで!」と言ってくれていた
娘さんから、彼女が義務教育の
9年間を終えた時、一通の手紙を
もらったそうで、それを大事に
封筒から取り出してお読みになったが、
中学三年生の書く手紙とは思えないほど、
平凡な言葉であるが良く書けていた。
これは山本講師の宝の一つだろう。
そしてもう一つは結婚式の「おとうさん、おかあさん・・・」のシーンだろう。

 


表題の「幸福の条件」は先ず、家庭が円満であること、そして皆が健康であることだと結ばれた。これに比べれば会社がうんぬんは大きな問題ではない。あるがままにを受け入れることこそ重要ではないかとも。筆者の我が身を振り返って、反省するところ大でした。

ドームもイルミネーションに輝いている

中庭のトナカイのそりのイルミネーション

前夜、イルミネーションに幻想的な姿を見せる
ホテル サンライフガーデンのチャペル

後列左から太田・永島・長島・菅・朝倉・早瀬・照井大森
前列左橋岩澤・右端大森の各氏