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2010年9月23日木曜日

決心が環境を変える




 今年度から家庭倫理の担当を離れて法人局の首都圏副方面長に就任された気鋭の中島研究員の熱弁に元気を頂いた45分でした。戦後の世相の荒廃の中で、日本の将来を案じた創始者が日本人の「こころの在り方」を説いた「万人幸福の栞」で願ったことは人として生きていくうえの常識を述べたものであり、押し付けではなく本来、人のもって生まれたものであり、そのことに気がついた人が、できるだけその人の数を増やす行動を起こすことにより日本再生の道が開けていくという願いが込められたものである。と、中島講師のお話はその原点を確認から始まった。
 自分と環境とは一体(我境一体)であり、自分が意思を持って自分(他人ではなく)を変えようと行動することで、環境が変わっていく、他力本願ではなく自力本願こそが倫理の精神に則った行動指針である。従って、チーム(会社)を変えようと思えば先ず、自分を変えること、しかも「変えよう」という意思を持って変えることが重要だと三つの「出る」を引き合いに出して指摘された。


      

       ・ 一生懸命やれば「知恵」が出る
       ・ 中途半端に終われば「愚痴」が出る
       ・ いい加減にやれば「言い訳」が出る
 
 ごく当たり前のことを緊張感を持って人に聞かせる。その技術とその原点に流れる普及への「純情」(素直なこころ)が、それを支えていると感じたMSでした。ありがとうございました。




2010年9月16日木曜日

個性満開


 「自分を知り、個性のとおり生きていけたらそれ以上の満足はない、更に相手を知り物事に対処できたら成功は間違いない。その時に頭の片隅に置いておかなければならないことは個人によりスピード感が違うということです」というお話を頂いたのは小川八寿子さん、冠婚葬祭のアドバイザーと個性学・フラダンスの研究者という二つの顔を持つ女性だ。そのため名前も「安子」と「八寿子」を使いわけておられるという。
 「21世紀グローバルクラブ」という個性学研究を行う団体の一員としてデータベースに基づく「個性学」を研究されているという。そこに至った経緯もお話になったようだが、カメラの撮影に気をとられて聞き逃してしまった。
 事前に執行部から10人ほどの会員の生年月日が告げられていて、その方々には先生が分類した個性の表示がされたカードが配布された。この10名はお互いの日常の人となりを良くご存知の方々ばかりであり、3つに分類された個性(いわゆる天分はDNAからくる先天的なものとその後の環境による後天的なものがある)が開示され、自分自身と他人の目という両面から確認できるという仕組みで、聴講者を手元にぐーっと引き付けられた。こういう話は女性が大半を占めるような会だったら騒然となるだろうが、そこは男性が大半を占めるこの会はそうは行かないが、隅々で感嘆、合意の独り言が沸きあがった。学術的に論理付けるために膨大なデータベースがあり、そのデータの分類・分析からなるこの学問の端緒に触れた45分間だったが、その後の朝食会もその延長で、名刺交換した方々の生年月日から個性を話していただきました。ちなみに筆者の個性も極めて自覚しているものに酷似しておりました。近年特に親父からのDNAで生きているな(自分は)と思っておりましたので、納得の1時間でした。有り難うございました。
 

2010年9月9日木曜日

県幹事長を拝命して 川内 美喜男 様


 新しい執行部が誕生して、実質第一回目のモーニングセミナーが開催された。参加者は22名ということで、ここのところ安定して会員の過半数の参加をみている。実働25社程度がこの会の実力ということで、中には前会長との仕事の関係から入られて、任期満了とともに大会されていく会社もある。事情は様々であるが、・・・。
 さて、今日の講師はもともと地元にご縁のアル方で、伊勢原の会長始め県の要職に付かれ、倫理の普及に尽力されてきた方である。介護の事業を広く営まれて、主力は訪問入浴を行う業態のようだ。50台ほどの車が全国を走り回っているということで、社内には運転心得三か条なるものがあると披露された。基本的にはこの種の車は三人で運営されるそうで、運転手と女性二名からなり、それぞれが役割を分担しており、チームワークが大切なことは言うまでもないが、
  1.プロ意識を持つ
  2.歩行者や周りに気を配る
  3.後方確認します。してもらいます
が、サービス時の三原則ということだそうで、大変示唆に富む言葉だと思います。いくつか会社で励行された事例をお話になった後、掛け違いで自分の携帯電話を家に忘れて、その原因を作った奥様を瞬間的に恨まれたが、その奥様が勤務先の小型乗用車で空港まで持参して、「持つべきものは・・・」という反省をされたこと、日航機に忘れ物をした時に日航の社員とのやり取りの一部始終、そんなエピソードの中に、日々の倫理の実践が、結局は「救いの手」の原点にあるのではないかとお話になった。