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2011年7月30日土曜日

強く生きる  倫理研究所 法人局普及事業部 次席 中島康弘氏


今日の講師は倫理研究所首都圏方面副方面長の中島康弘氏である。昨年、9月に茅ヶ崎の倫理法人会においでいただいたので今回で二回目となると、感慨深げに当時を振り返られた。

 研究所に入社して20年になるが、今こそ「倫理」が必要なときはない。今日のテーマの「強く生きる」は自分自身の思い入れの強さからつけたものである。倫理の特徴は「心の勉強であり、自分自身を変える」勉強である。いくらいいことをしていたとしても、自分の心の持ちようが大切である。いくら倫理に携わっていたとしても自分が良くなっていくという保証はない。

 世の中には「変えられるもの」と「変えられないもの、変えてはいけないもの」がる。「変えられないもの」の代表は過去と他人である。変えられないもの

、変えてはいけないことを一生懸命やっている人がいるが、これは出来ぬ相談である。自明のことであるが、変えられるのはこれから先の未来と自分しかない。倫理もただ漫然とやっていても意味がない、「やる」という強い意志を持って実践すること。それによってより良くなっていくものである。変わっていくものである。

 自分は変わるのだ、自分を変えるのだという強い意志が人の心を打ち、信用、信頼が寄せられる。更にいえば「喜んでやる」という姿勢が大切であり、その自主性こそ局面打開の鍵である。

2011年7月13日水曜日

大震災を受けて、いま私たちに求められていること  茅ヶ崎市市長 服部 信明 氏


 三期目を迎えた今、海に面した茅ヶ崎市にとっても東日本大震災で起きている事象は他人事ではなく、改めて災害に対する地域行政の総点検を行っておられるということで、市の災害対応に一人でも多くの市民が関心を持ってもらいたいということで、今回の機会となったようである。
 冒頭、今回の災害で被害を蒙った地域の被災者の皆さんにお見舞いと、激励の言葉で始まりましたが、服部市長の政治家へのキャリアルーツを塾経営を体験して、学校教育の在り方への疑問にあったとお聞きしたが、別の機会にそのその課題の進捗状況もお聞きしたいと思った。
 人の命、そして将来を背負う子供たちの健全な心身の成長への関心はこの国を思う人間すべての関心事でなくてはならないが、3月11日を境に、そのことへの関心が一際高くなってきたということは喜ぶべきことではあるが、これが政治家をリーダーとして考えにくい現況を憂える人は多い。ならば、・・・・ということなのだろう。
 3月11日の地震発生の直後から地域行政のリーダーとして実際に指揮をとり、何がどう動いたか動かなかったかを経験し、その実態の上で、地域行政の災害に対する緊急対策を練り上げておられるということで、この報告は年内にも行える準備を整えつつあるとのことで、其の機会にはぜひ、多くの市民の方々の参画を呼び掛けていきたいということである。神奈川県や国という上部組織もあるが、いざということは自らが頼りであり、自分の命を自らで守り、自分のことで人に迷惑を掛けない。むしろ隣近所と助け合う互助の関係を日頃から作り上げていくこと、そして正しい情報の伝達と入手、正しい行動への意識、
自分さえよければではなく、人を思いやるこころを持つという、人間が本来持っている素晴らしい能力を
呼び起こし、それをスタンバイさせていく社会の実現こそがこの貴重な体験から国民が得た気づきではないでしょうかと結ばれた。
 筆者は茅ヶ崎市民ではないが、一人の国民として、ぜひこのような考え方が世の中の価値観となっていくように自分自身も努力をしてまいりたいと思っております。茅ヶ崎頑張れ!

2011年7月10日日曜日

66歳、ルート66、6600km走破 大森 猛 氏


 ブログの字を大きくしろという人がいるので大きくしてみました。今日の講師は字を大きくしろとは言わないがごろ合わせが好きで、ダジャレ、おやじギャグが好きな大きな体の大森猛茅ヶ崎市倫理法人会の会長である。もう既に平塚のMSで今日の話をしたとのことで、本家が一番でなかった理由は何処にあるのか?と詮索しても時間の無駄?なのでカット。
 今回奥様をハーレーに乗せてルート66を走るのは三度目ということで、今回は6600kmの残り2,400kmを走破するというプロジェクトに挑戦したということだ。ルート66そのものについてはここで説明する必要もない。PCで「ルート66」と入れて検索すればインターネットが膨大な情報を浴びせ倒してくれる。ここでは東海岸のシカゴから西海岸のサンタモニカまでの大陸横断道路と紹介しておこう。
 筆者は大変なオートバイフリークで、子供のころまだオートレース場ではなく地域のダートで行われていたオートバイレース、鈴鹿のGPの大ファンであの高橋国光の大ファンであった。従って、ノートンやアグスタ、という欧州の名車たちやハーレーダビッドソンなどは知識の常識であった。特に社会人時代AMFとビジネス関係を持つ会社に居たので、そのころ傘下にあったハーレーはよく知っていたが、興味はもっぱらホンダの活躍だった。
 ルート66には歴史上、そして文化遺産上、大変大きな意味を持つ都市が散在しているようで、大森さんは撮ってきた写真をスライドに処理し、それを見せながら説明されていたが、参加者のほとんどが同世代とあって、すべての説明にみんながうなずき、会場はまるで人生のアルバムを一緒に見ているような雰囲気であった。
 最後に大森会長が「自分の国を外から見てみるといいですよ。よその国に行くとそれができるのです。この国の人は何を大事にし、何をよりどころにしていおるのか。それは日本の国
に対しても同じです。日本人が一番大切にしているものは何か、日本を弱らせるにはそれを潰せばいいと言うことを。米国は戦争に勝って、それを日本に処した。その結果、何が起きたか、ゆがんだ自由主義の対価は日本人の魂の喪失でした。今、多くの日本人がそのことに気が付き、行動を起こしつつあります。そして、だからこそ倫理普及活動の必要性が高まっているのです」と最後に結ばれたました。壮大な男のロマン、それを加齢の進行とともに失っていく、昭和10年20年代に「男のロマン」を思い起こさせていただきました。