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2013年1月26日土曜日

ツキを呼び込む  川又 寿久 氏 (社)倫理研究所 法人局教育業務部長


 今朝の茅ヶ崎市倫理法人会モーニングセミナーは会長の恒例挨拶に引き続き「会員スピーチ」が行われました。登場されたのは平和防災株式会社の加藤寛さん。最近入会された会員さんで、会友にもなじみが薄い。昭和23年(1948年)の生まれで65歳、石油会社の大手元卸をスタートに、セブンイレブンの経営、最近では北京にトップクラスの純日本料亭を開業され、今や第二号店の開業も視野に入って来たと上昇気流に乗った経営者のお一人。茅ヶ崎市日中友好協会の会長ほか県単位でも役員をされ、最近何かと騒がしい中国とのビジネスで最前線に立っておられる方です。中国との感情的な軋轢は根強いモノがあり、国民の80%がお互いが嫌いというデータもある。加藤さんの願いは二つ、一つは中国での料亭ビジネスを軌道に乗せること、もう一つは日中友好協会の会員を増やしたいとゆうことで、底辺で両国民が理解し合い、絆を深めていくことで、国対国の関係もやがては改善されていくというものでした。

 川又講師の講師は「ツキを呼び込む」というお話をされる前に「皆さんは自分を運のいい人間だと思っていますか?」とお聞きになった。こうした質問には法人会の会員の場合、大抵は8割の人が手をあげるそうだが、ある時大阪で同じ質問をしたら全員が挙げられたということ。何故かと聞いてみると大阪人らしく「こんな不景気にそう思わずにはやってられまへん」さらには「思うのはタダでっせ」と続いたということで、笑いを取られた。

「何故倫理を学のか?」という質問に対して、とある社長は「ツキを呼び込む勉強だから」と、そしてその道案内は「万人幸福の栞」がその極め付けだとのべられたそうだ。その方は父親の影響で、松下幸之助氏の教えを大切にしておられたそうだが、ある時車で追突されたが、さっと飛び出し、追突した車の運転手に「大丈夫ですか?怪我はありませんか?」と呼びかけたという。事故を起こされたものより事故を起こした人のほうが痛い思いをしているに違いない。不要ないさかいを捨てて、処理を速くすれば、お互いにベターではないか。自ら敵を造る必要はないからねと云われたということだ。

倫理の教えの中で、中小企業の経営者にとって一番必要なことは「速く決断すること」。これが虫諸企業の経営者の最も重要な「資質」である。気付く、捉まえる、いわゆる直観力を磨くことであるが、これが中々できない。できない理由は、「経営者が同時にプレイヤー」だからである。経営者の「仕事」が出来ていない。従って、日々の目の前の事象に流され、目標とか将来像と云うものがだんだんと見えなくなってくるというか後退する。そして起きた現象に対し、
 1.人がいない
 2.金がない
 3.時間がない
というエクスキューズが出てくる。
どんな大企業もスタートはこのないない尽くしである。会社は徐々にいろんなものが整って来るのであって、自らその命運を断ってはいけない。
 前段では敵を作らない、中段では気づき、感性を磨くこと、後段では目標・目的を常に明確に持つことの重要性を説かれたと解釈しました。有難うございました。

2013年1月16日水曜日

魅せるマナーの極意 東京都新宿区倫理法人会会長 新倉 かずこ 氏


901回目のMSの講師に新宿区倫理法人会の会長新倉かずこ氏をお迎えした。昨年の9月から新宿区の会長をお勤めになっている。

そもそも保険会社で31年のキャリアを経たうえで、現職のビジネスマナーの研修を請け負う会社を起業されたというキャリアをお持ちで、保険会社時代、教育担当を務めた18年間のノウハウが礎になって、その上に倫理の勉強が乗って、今日の新倉かずこ氏(自分)が在ると表現された。

サラリーマン(サラリーレディーかも知れないが)時代の信条は「人生の最高の時に辞めたい、引き際を大事にしたい」ということで、引き際の美学を大切にし、そのためには辞められる環境を作るという人材・後継者作りに留意してきたと云われるだけに、堂々たる押し出しというかオーラをお持ちである。

マナーとは「自分の心の内を見えるように形に変えること」だと表現されたが、その前提には相手を受け入れるということが先ずあるわけで、何事も自然体で対処できるようになったのは企業を辞めて独立し、倫理の勉強を始めてからであるとのこと。何事も無駄や不要なモノを徹底的にそぎ落とし、シンプルにした上で心を込めることが重要で、そうすれば、相手によりよく伝わる。

雨が嫌いだから何度も傘を忘れる、子どもの頃の父親の酒乱がトラウマになって苦手な男性のタイプを引きづって来た、男性とうまくいかないケースがあるのは父親を受け入れられない自分が居たと悟り、雨が嫌いな自分が居たから傘をしょっちゅう忘れるという自分が居たことに気が付く。自分は自分の目には見えない人たちのお蔭も実は受けていると思えるようになったとき、不思議と自分の苦手や課題が克服できていくことに気が付いた。

子どもの頃からお母さんに「どんな時でも笑って過ごしなさい」と躾けられたが、このことばを本当に理解できたのも倫理の実践の中でしたとお話になった。

何事にも心を入れて対峙すること。特に「慣れ」が恐ろしいとも。すべからく、間、呼吸、波長といったものを感じ取ることが魅せるマナーを形成するうえで重要であると最後に結ばれました。有難うございました。

今、ビジネスと倫理活動を通じ幼いころの自分が描いていた夢に近づきつつあるという自分自身の表現に共感を覚えた1時間でした。

2013年1月13日日曜日

中小企業は社員教育で差別化する 古田圡公認会計士事務所 代表古田圡 満 氏

平成25年初頭のモーニングセミナーは当会のモーニングセミナーの900回目に当たり、記念大会として100人モーニングとして企画されました。講師は企業コンサル業界では定評のある古田圡満 氏。中小企業の取るべき差別化戦略をお聴きしました。

当日は156名の参加者を数え、当会にとって画期的な出来事になりました。これもひとえに関係各位と会友の皆様のご協力、ご尽力の賜と,心より深く感謝申し上げます。当日の詳細は当会のホームページ「茅ヶ崎市倫理法人会」に別枠で掲載しておりますので、是非そちらをご覧ください。