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2010年3月17日水曜日

世の中すべからく伝えなければ始まらない


 今日のMSは倫理研究所から松本光司さんをお招きして行った。講話の前段で、会員の朝倉さんから自分の身近に起きた原因不明の出来事を話され、それを受けて講話が始まった。医学で治せない症状が倫理で直ることがある。「親子相関」という言葉があり、親子をつなぐものは表面的なモノばかりでなく、次のような事象が出るという:
  1.親が心の中で思っていることを子供がそれを親に代わってやる(子供に多い)
  2.親が過去にやってきたことを子供がその年になるとやることがある
  3.時空を超えて親子が同じような思いをすることがある
このようなことから「親が変われば子供が変わる」という。まさに「万象わが師」である。奥の深いところに現象の根となる事柄が隠されていて、それを見つけて正すことによって自然に症状が消えていくことがある。「人を変えようとする前に先ず自分を変えろ」はまさにこのことを言っている。過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。自分が変われば相手、周りも変わっていく。
 会社においても「創業の精神を忘れるな」という言葉がある。倫理においても「元を忘れず」という言葉があるが、目先の利益を追い求めて目の前の実利に走ることによって、会社の軸がずれて、取り返しの効かない事態に陥ることがある。従って、これを避けるには:
  1.創業者の思い(企業理念)を出来るだけ多くの人に伝える
  2.新入社員を入れたり、他から人が来ると組織が締まる
  3.伝えることによって、証明され、自分自身の確信に変わって行く
  4.他人を責めるのは余裕があるからだと思え。適度な緊張感は不可欠
  5.努力すればその分成果も大きくなる。自分だけに留まれば、会社は栄えない
    多くの人に知って(会社、製品、サービス等)もらえて、初めて繁栄がある。
取りとめのないまとめになったが、伝えることの意義を具体例を交えて話していただき、非常に判りやすい講話でした。ありがとうございました。

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