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2009年11月12日木曜日

断食で感じた親祖先




親自身は亡くなっても、常に自分自身の内(なか)にある

 今日の講話者は湘南中央家庭倫理の会の会長朝倉照雄さんである。当茅ヶ崎市倫理法人会とは大変縁の深い方なので、会場内も和気藹々の雰囲気が漂う。

 「断食」という修行を通じて得られた体験と、それをベースに行なった「倫理」の実践に付いて幾つかの事例を引き合いに出されてお話になった。自身の歯医者という職業を通じ接する患者さんの後ろにも親があり祖先があると思えば、治療にも一段と熱が入るという。従業員に大しても厳しいだけでは駄目で、どんなに欠点だらけの人でも必ず素晴らしい点が幾つかあるもので、欠点だけを言うのではなく、長所を徹底的に取り上げて、それを強調してやること。誕生日に花を贈ることと同時に少々の現金(親に何かお土産でもという程度)とメッセージをつけて渡すようにしたことにより、自分の気持ちも伝わり、そのレスポンスも還ってくるという好循環が産まれつつあると言われる。

 自分自身を粗末にすることは、親を祖先をそしてルーツまでもを粗末にすることであり、それは絶対に避けなければならないこと。自分を大切に扱うことは親・祖先を大切に扱うことである。それが人の努め(倫理)である。


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