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2011年10月13日木曜日

 10分の朝礼が職場を変える  平成学園原幼稚園 理事長・園長 石井 和則 氏

今日の講師は学校法人平成学園原幼稚園理事長で園長の石井和則氏、大和市倫理法人会の会長でもある。少年サッカーの指導をされておられるということで、冒頭いきなり昨夜のW杯アジア第三次予選のタジキスタン戦の話から始まった。
 さすがに少年期から太陽の下でサッカーをされてきただけにしっかり太陽の光が肌にしみ込んで、ご覧のように色黒で、精悍なたたずまいを見せられている。これだけでは幼稚園の園長と云うイメージは湧いてこないだろう。そんなスポーツマンタイプの若い園長さんである。
 子供のころの夢はサッカー選手、紆余曲折を経て、教職を取り、懇願される形で就職したのが家業の現在の原幼稚園。モチベーションの上がらない中、倫理との出会いをお話になったが、これは経営者の息子が普通直面するよくあるストーリーである。出会った「転機」を転機として捉えられるセンスがあるかどうかという問題で、それを若くして捉えられたというところにそれまでの人生をしっかりと生きてこられたという重みがあるのではないだろうか。
 その転機とは「後継者の会」で出会った大阪府堺市の晴美台幼稚園の松井直輝園長だったということだが、この方も26歳で園長だった母親の死により園長を引き継がれたという経歴の持ち主で、
あった。どうやらこの方に経営的にもマーケティング的にも心酔されているようで、そのことが二つの園のホームページを見せていただくとよく判る。それ程インパクトの強い出会いであったことがよくわかる(この辺りは推測で書いておりますので、間違ったお許し願います)。
 ここで行われていたのが、倫理の「活力朝礼」。自社でも朝礼は行っていたが、その違いに強い衝撃を受け、「こんな先生方に指導されたら子供たちはどんなに喜ぶだろう」と思われたということである。早速、翌朝、堺の倫理法人会MSに連れて行ってもらったのが倫理法人会との出会いであった、ということで、それ以来、朝礼のやり方を全く変えられたそうだ。VTRで朝礼の様子を見せていただいたが、職員の方々が活き活きと朝礼に臨まれているのがよくわかりました。
 園では【しつけ教育】を意識的に重点を置いて指導されているということであるが、その根っ子は家庭教育の崩壊にあると云われたが、正にその実態が幼稚園で毎年毎年展開されていることだと思う。私ごとながら、5年ほど小学生のゴルフの指導に携わっているが、実にかわいくない子供たちが多いことに驚く。観ていると親が親にどうしつけられてきたかどうかの問題であるようだ。日本人は豊かさを得た代わりに一番大切なモノを失ってしまったというのが、戦後社会だ。
 「こんな先生に指導されたら子供たちは・・・・」の想いは親の想いかも知れない。ゆえに子供以上に親が原幼稚園の指導に感銘を受けて、自分まで変わろうとしているのではないだろうか?子供をどう指導したらいいのか判らないのが今の親なのだろうから。そういう意味で倫理には他人まで変えていく力がある。そんなお話でした。石井先生、頑張ってください。

 この写真は筆者が毎週、土日早朝の6時から指導している6歳(9月に誕生日を迎え)の幼稚園児とお母さんの写真である。特別プロにするしないという希望はないが、子供の教育として一生懸命取り組まれているお母さんの真摯な態度に感銘を受けて指導することになったが、実に礼儀正しくほとんど人前ではわがままを出さない子供だ。お母さんを見ているとお母さんのご両親の姿が見えてくる。そんな意味で、先達は後輩をきちっとしつけていく責任を感じる。

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