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2011年5月1日日曜日

波乗り人生  アシスト・クルー㈱代表取締役 長嶋 徹 氏


今日の講師は毎週MSでお顔を拝見する長嶋徹さんでした。日に焼けた顔をされているので、その原因が若いころから親しまれてきたサーフィンによるものだということがよそ者の筆者に初めて分かったという次第で、失礼な書き方をするかも知れませんが、ご容赦を願います。
 最初にサーフィンの話、波の話をされたが、分かったことは波の音は1分間に約18回ほど岸に打ち寄せるそうだが、それは人間の呼吸数のほぼ半分であるそうだ。ゆえに波の音を聞くとリラックスして心が休まるということだそうだ。ちなみに呼吸数は36、脈拍数は72ということだそうだ。サーフィンのだいご味は波に乗った時に感じる五次元的な空間で、それは永遠の時間的空間に身を置く感覚を味わうことだそうだ。
 波にも周期があり、自然界にも不変の法則がある。そうと分かれば変化に対応するのにあわてることはない。いずれにしてもなるようにしかならない。フランスの学者は景気の波10年説を唱えたが、これは設備投資の耐用年数からきている。アメリカの学者は20年説だが、これは建設投資がベース。たとえば伊勢神宮の式年遷宮などがこれにあたる。ソビエトの学者は48年から60年説だが、これは技術革新がもとになっているそうだ。
 人生にも論語にうたわれているような節目があるが、自分の人生を振り返って、29歳で父親が急に亡くなられて家業のクリーニング店を引き継がれたが、経営という観点から人が育っていなかったために味わった苦労とそれ故に生まれた斬新な個人事業主制度というアイディアやダスキンとの取引、そして異業種のミスタードーナツのフランチャイズ店事業、等々。その間さまざまな事件が起きたが、それは図らずも「世の中、自分の意志ではどうにもならない事が起きる」という大宇宙の秩序、法則があるということを実感を持って感じる機会になった。自分の信条はドラッガーがいう「変化を待たず、自らそれ(変化)を創りだしていく」ことである。倫理の教えの実践をとおして、自らの中に「新しい人生観、倫理観が生まれればいい」と考えていると結ばれた。

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