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2010年8月18日水曜日

成功するNPOと成功しないNPO


 自身もNPO法人の立ち上げや運営、更には社団法人の設立等にかかわってことから、今日の講話者である湘南スタイルの藁品氏の話を大変楽しみにしておりました。そして発足間もないのに立派な実績を上げておられることに、更に驚いた。NPO仲間は沢山おられるが、その成功に関われない原因は何なのだろうかというところにも大いに興味があった。
 2005年までは洋服の仕立てを中心にした洋品店を十数ケ所経営しておられたそうだが、自分の思いとの間のギャップが、廃業、NPOの道を歩ませたと語られたが、ある意味では事業の将来性を見極めて、決断されたのではないかと思うが、「地域のため人のため」という理念や活動のフィールドを「食と農業」に求められたセンスの良さに通じるものかも知れない。
 人が困っていることに的を絞り、行政を巻き込み、三方良し、いや四方良しというビジネスモデル(?)には目の付け所の正当性を感じる。聞いている内に自分の事業と関係ないところでNPOをつくり実践するということが「成功の鍵」の一つではないかと思えてきた。どうしても自分の事業という背景があり、その延長線上で作ったNPOは自己の利害という尺度が強く働くためにいろいろな問題を引き起こしてしまう。そのことを判って、最初から対処されているようで、その辺りの舵取りも見事と言える。弱者への厳しさも一方ではお持ちのようで、ここらあたりもすごいと思いました。
 時間がなく、もっともっと聞きたいことが山ほどありましたが、今度はこちらから飛び込んでいく番かもしれませんね。

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