今朝の茅ヶ崎のMSの講師は筆者です。7月の第五週の水曜日という事で、従来ならば地域の清掃活動というところであるが、今日は正規のモーニングセミナー(第975回)を開催し、
朝食会を行い、その後20人が大磯のプリンスホテルの敷地内にある大磯ゴルフ場と云うアイアンコースへ参集し、「第一回大磯ゴルフ体験ラウンド」を行う段取りになっております。この企画には筆者がお世話になっているプリンスホテルグループの杉田ゴルフ場、そして神奈川県倫理法人会ゴルフ部の皆さんが協力して呉れている。
お蔭様で、他会からの多くの応援団が駆けつけて呉れて、MS会場も最近にないにぎわいを見せている。倫友の友情というモノは有難いモノである。
さて、講話であるが、私は万人幸福の栞第16条の「尊巳及人」の項が大好きである。しかしながら栞は何章を読んでも一つ一つ奥が深く、微妙に関連付けられている。今、自分がその行動指針に目が向き、そうありたいと思うようになった経緯と云うか背景と云うか、それは自分自身の「根っ子」の」部分かも知れないと思ひ、倫理を勉強するに従い、一度整理してみようと思うに至りました。そして、人生を90年として自分自身の年表と、そこで得たモノを書きだしてみました。
太平洋戦争で焼け出され、母親の実家に疎開し、戦後ずーと大学を出て大阪へ赴任するまで
見続けてきた親の背中の尊さを、持ち前の多芸と勤勉さで家族を養っていった父親の力強さや骨接ぎの治療のお礼に頂いた生地を自分の手で洋服に仕立て着せてくれた母親の器用さと素早い動作は、貧乏だけど何一つ不自由なく育てられたという実感が残る。これはそう思わせないように一生懸命夜遅くまで棕櫚の箒や左官の刷毛を製造し、問屋へ納めるその姿を目の当たりにして正しく生きるしか方法が無かった。
中学では「つづけること」と「努力すること」を覚え、其の成果は「絶対的な英語の実力」。それが結果的には人生を大きく左右することになった大沢商会への入社に繋がり、
ブランドロイヤリティーとは何ぞやを学び、会社更生法申請後も会社に残り、会社再建の先頭に
立ち、人のできない経験と成果を手にすることが出来た。今思い返せば倫理で言う運命自招を自分自身で経験し、今があるという感慨に浸れる幸せに居る。
経営陣と管財人との間で生じた路線を巡った軋轢は、最愛の会社からの決別を決断することになるが、なによりも其の29年間で得た人の恩は、人生最高の宝でもある。特にゴルフとの巡り合いは今日の自分の活動を引き出す原動力になっており、その経験体験を最大限に生かした人生を送っている。
そしてそのベースの上に会社を辞めてからの17年間の間に自分が身に付けられたことは上記の事柄で、一つ一つが多少とも一般の人よりも上手にできるというスキルを身に着けたことによって起きる新たな可能性を産んでいる。詳細は割愛するが、筆者をご存知の方はお分かり頂けるものと思います。
倫理は「気付きの場所」、「生き方の整理の場所」と自分自身では捉えている。大筋で生き方は間違ってなかったと思うし、「反始慎終」本を忘れず末を乱さず生きていきたいものだ。
私はこの言葉が好きだ。昔、ゴルフの神様ベン・ホーガンブランドをマーケティングしていた時に使ったキャッチコピーである。ブランドの個性を現す言葉としてベン・ホーガンの生きざまを象徴している。プロゴルファーとして畏敬の念で語られるホーガンであるが、晩年はいい味を出しておられた。その薫陶を直接受けた数少ない日本人としての誇りが僕にはある。
これは親友の経営コンサルタント植山周一郎氏が彼の近著で紹介している言葉である。熟成されたコニャックのように人間もまたしかり、いい味が出ているといわれるような人生を終えてみたいと思っています。自然に、そして有るがままに、今この時を大切に、それが倫理的な生き方であると思ております。
これが第975回茅ヶ崎市倫理法人会のモーニングセミナーです。茅ヶ崎と云う地味な倫理法人会に新しい売り物が出来た一日でした。モーニングセミナーとゴルフが半日で、同地区で出来てしまう会はほかにないでしょう。是非、茅ヶ崎倫理法人会の名物にして新しい会員さんを増やしていきたいと思います。 応援ありがとうございました。
当日のゴルフの模様は茅ヶ崎市倫理法人会のホームページに掲載されています。
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