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2011年1月20日木曜日

歌える人生のよろこび


 今日のMSの講師は昨年から会員になられ、現在幹事として活躍されている我が茅ヶ崎市倫理法人会会員の舛水政美さん。45歳の新進気鋭の倫理マンである。筆者は住まいが横浜市内とあって寒川・茅ヶ崎・平塚と湘南で活躍されている演歌歌手神川ひろし(芸名)のひととなりは全く知らないので興味深く拝聴した。
 寒川生まれで寒川育ち、13年間地元の病院で勤務されてのち、幼少の頃よりの夢であった演歌の道に入られたとのこと。その経緯をリアルに語られ、話に引き込まれていった。昭和62年頃から病院勤務のかたわらで、歌の指導を始められたが、疑うまい、好きだからだけではダメだということで、指導者養成講座の通信教育を受けて、日本歌謡指導連盟の指導者認定を受け、沢山の生徒さんの指示を貰って多忙な時間を過ごされたが、生徒は大抵が自分より年長者、その年長者に演歌(人生)を指導することは大変な努力が要ったと語られたが、例えば駄目な歌でもストレートにダメと言わないで、「ここをもう少しこうしたらもっと良くなる」などと言ってモチベーションを下げない工夫をされたそうだが、これなどは指導の機微の部分だろう。
 指導者の道を経て、平成15年、神川ひろしの芸名でプロ歌手の道に入られた。そこで見た芸能界の裏側を少し語られたが、「挨拶が最初で全て」という裏方の言葉の意味の重みやそこで目にしたことを「万象我が師」にして歌手生活でも倫理的な行動や考え方を貫いてこられたようだ。大門三郎さんに倫理法人会への入会を勧誘された時も「変わるよ」という一言がきっかけとなったとのこと。そして今、自分が「変わり始めている」という実感を持っていると語られた。
 ライフワークは歌の道を志す人々に小さくてもいいから「場(舞台)」を提供してあげること、そして歌手を育てることの二点であると結ばれた。地方にはテレビに出ないが、地域で活躍している沢山の歌手がいるとのこと、その活動を強い意思を持って展開されているお一人として、益々のご活躍を期待しております。有り難うございました。

2011年1月13日木曜日

ぶっど(気づく) すらた(性) 思いのままよりありのまま


 真言宗南泉寺のご住職脇領至弘和尚さんを迎えて、新年二回目のモーニングセミナーが行われました。現職の僧侶の方がおいでになるということで、どんな話が聴けるか興味を持って臨まれた方が多かったようだ。都会であればあるほどお寺との日常的なお付き合いは希薄になる。さらに地方から都会へ出てこられた家などはその傾向が強いことは言うまでもない。浄土真宗のメッカとも言える尾張平野の南部で育った筆者にとっては子供のころからお寺とのお付き合いは日常茶飯事で、お寺の裏山や本堂や鐘つき堂などは遊び場だった。和尚さんにも可愛がって頂いた記憶がある。その意味で幼少時の人間形成に大いに影響を及ぼす存在であった。
 今、65歳を超え法事の時にしか和尚さんの説教を聴く機会しかないが、65年の人生経験の上で聴く話は非常に判りやすく、身近な問題として捉えられることに驚きと納得をしている自分に気付く。
 今日の講話のために師は書き物を色々とプリントして判りやすく解説をしていただいていた。それでも凡人にとっては難解な仏の道、人間の道なのだが、我欲をすててありのままをありのままに受け入れることが本来の人間のあり方であり、それを続けることにより、さらにいい方向へ自分を導くと「直観力」が生まれてくるという導きは共感を持って聴くことができた。
 今日、教わったことを正確にブログに書くほど理解力がなく、却って誤解を招く恐れが在るので、この程度の報告にさせていただきたい。