今朝の講師は昨夜から幹部研修に入られている渡辺光男氏。東京国税局を退職後、査察が縁で知り合った、倫理法人会の生みの親滝口長太郎氏とともに倫理法人会設立の為に尽力された千葉県の元会長である。現在、84歳、その設立に至る経緯を語れる少ないお一人である。
滝口氏の残された言葉の一つに有名な「打つ手は無限」という言葉があるが、どんな局面に至っても、あきらめることなく解決の糸口を見つけよう、見つかるものだという積極思考のフレーズである。
事業経営成功の法則=倫理経営として「商法」と「商道」、即ち変えてはならない事(商道)と変えて行かなければならないこと(商法)に分類し、わかり易く説明をしていただいた。昨今の企業の不祥事の大半はこの商道を踏み外して起きたものであり、企業経営の要諦として、企業経営者なら持ち続けなければならない基本である。
◆商売の日常心得8ヶ条
1.きがついたら、すぐにすること
2.人を好き嫌いせず、物を好き嫌いしない
3.金払いを良くすること
4.天候気候について不平不満を持たぬこと
5.時勢の変動にすばしこく対処せねばならぬが、ビクビクしない事
6.人を信じ、己を信じること
7.早く始めて、早く終わること
8.思いきって断行する
◆重要度(上から下へ)
1.継続性 企業目的は事業の継続性(いつまでも続く企業)
2.安定性 安定した事業収益と雇用の確保
3.繁栄性 事業として社会貢献できるかどうか
正に倫理法人会と共に歩んでこられた講師らしい内容で、倫理経営の基本(仁・義・信)による経営の大切さを、学ばせていただきました。ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿