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2014年3月12日水曜日

我が生業(なりわい)の原点~見て、見つめて、見極わめる~ (株)湘南山鉄 代表取締役社長 山口利通 氏


 今朝の当会のMSは自会員でこの度茅ヶ崎市商工会議所の会頭に就任された(株)湘南山鉄の代表取締役社長の山口 利通氏を迎えて行われました。

 ここのところ当会は自会の会員や湘南地域におられる事業主をゲストスピーカーに招いて、MSを行っていますが、地域の中小企業の経営者を会員とする倫理法人会のアプローチとしては非常に意義のある試みと思っております。先ず、仲間を知ることの大切さ、そして地元の有力企業の代表のお話が聴けるということは、より会への関心を高めること請け合いです。
 
 先ず、冒頭昨日三年目を迎えた東日本大震災で被害や不幸に見舞われた人々への追悼の意を述べられた後、商工会議所の新会頭として、茅ヶ崎の周辺で何が起きているか、何が起ころうとしているかを話され、交通インフラの整備(圏央道の全面開通)によって、大型店の出店や
県下三番目の道の駅の実現の可能性について、前向きの予測をされた後、本日の主題に入られました。

 3月14日の大雪の次の日、新宿へ仙台の慈眼寺住職塩沼亮潤大阿闍梨の講演を聴きに行かれたという話から千日回峰の話しが始まりました。筆者自身、この修行について、よく判っておりませんので、話しておられる修行が空前絶後の厳しい修行であるという事ぐらいしかわかりませんでした。一般的に比叡山での修業が有名ですが、この塩沼大阿闍梨は吉野山にある大峰山で有史以来二人目の千日回峰達成者になられたお坊さんとのこと。この修行は文字通り命がけの修行で、約50kmの距離を毎日要所要所でお経を読みながら歩く。途中、断念をやむなくされる時は懐に持った短剣で自害をするという厳しい戒律が定められた修行との事。千日回峰が達成できても、その後「堂入り」という断食・断水・不眠・不臥の9日間が待っていて、それを生きて潜り抜けないと「大阿闍梨」には成れないという。正に壮絶な修行である。

 この修行を「何故やるか」という問いに対して、答えは「厳しい修行をすることで、ともすると流され、甘くなる自分自身を戒めるため」ということだそうだが、自分自身を見つめ、見極め、判断を下していくという生き方こそが人間本来の生き方と思うからであるとか。

 「人は安定すると横柄になる」稲盛さんのJALにして既にそんなところが見え隠れしているとか、八甲田山の慰霊碑を「記念碑」と間違ったケーブルカー会社、細密画を世に送った熊田千佳慕女史のスタンス、考え方、中村天風さんの哲学、稲森さんの掛け算、霊性意識のレヴェルまでプラス思考を落し込むことの意義、無意識のうちに、考え、考え続け、結論を出すことが経営のかじ取りに必要な経営者の資質である。

 自分自身を「幕の内弁当」と揶揄されて話を締められましたが、力強い地元企業のリーダーのお話が聴けたと感謝する次第です。



淀みなく話が進み、息つく間もない
40分間でした。








人間の意識構造を図にしてお話になる
山口会頭
一番下の霊性意識にプラス思考を
根付かせることが、強い信念の行使
には不可欠と説かれた。
人間は弱いモノ。楽な方に流れることは
本姓であると。


 今朝は逗子葉山倫理法人会の竹田さんに
 セカンドアカデミー株式会社の佐々木さんを
 案内して頂きました。
 セカンドアカデミーとは生涯学習のコーディ
 ネートをする企業とか
 

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