今朝の講師のお話にはビジネス面でこころを動かされた方々が多かったのではないかと思います。市場から無くなって久しい木の弁当箱と云うか折り詰め容器と云うか、そういうものが時代の変化によってふたたび陽の目をみようとしていること、そしてその背後には自然というものに感性を向ける一人の男のロマンが有ったという驚きである。
お招きした講師は一般社団法人自然流の会の専務理事を務められる小林照夫さん。倫理法人会の皆様には飛騨高山の太陽の家を宿泊体験して頂いたことがあるが、今そこの実質的なお世話をされている専務理事である。筆者とは筆者がそもそもこの一般社団法人を設立に直接参画し
飛騨高山市の二番目の一般社団法人を造りにいったというところから始まる。その後、二転三転し、現在は小林照夫さんが切り盛りされているが、筆者も縁がなくなったわけではないので、その運営には関わりを持たせて頂いている。
やっておられるビジネスを拝見していると倫理法人会の活動と相乗効果が期待できる部分が多分にあり、是非、倫理法人会へ入会し、コラボが出来ればとお誘いしている。
余談はこのくらいにして本題に題名のへぎ屋の「へぎ」と云う言葉に戸惑われる方も多いと思うが、これは辞書を調べると「薄くはぐこと。また、薄くはいだもの。特に、物を包んだりするために木を薄くけずったもの。」と説明されている。木の幹を薄くはいだ板で弁当箱を造るその材料を造る人の事である。Sense of Wonder は「感動」のことであり、Wonderfulは感動が一杯、即ちFull of Wonderということである。
父親が国税庁の役人の家庭に生まれ、
自分のやりたいこととは違って銀行員
になれと云われてなった銀行員でも一流を
極めながら、心の底でその世界に馴染めず
、銀行員からの離脱を常に考えていたと
いうことで、父親の死がきっかけとなって、
退職し、「ぽけっと団信」なる住宅建築
保証システムを開発、独立したとのこと。
施主が工事中に死亡した際に効果がある
保険で、売れると思ったが全然売れな
かったそうであるが、東日本大震災で火が
点いたそうだ。
1961年に担任の先生に満天の星空を
見せられ、これは世界中の人が見ている
光景だ。自分は宇宙と一つながりの存在
なのだと思い当たる。その時の印象が
今日の根っ子にある。感動が無ければ
夢などあり得ない。知ることより感じる
ことの大きさは、それが力になるという
点で大きな違いがある。
今、様々な試行錯誤の末に、森林整備ボランティアに明け暮れていますということで、具体的な事例の説明が行われた。3Dスキャナーで定点観測した森の樹木の状況をコンピューターに入れて、山に生えている森林資源の測量を行ったり、神奈川県に隣接する上野原市と結んで、間伐材の有効活用の運動を興し、国からの助成金を得て、間伐材の商品化を進めている。上掲の写真に写っている器は杉材で作った食器であるが、これをプラスチック製品の代替品として大手の弁当供給会社へ提案しているとのこと。上野原市は資源の有効活用と雇用の促進の面から市長自らが大号令を掛けて、応援をされているそうだ。近い将来、食品売り場や弁当売り場からプラスチック製品が無くなり杉の無垢材のへぎ材による弁当箱や器がとってかわる時代が来るかもしれない。
子供の時の想いが、知らないうちに自分が本来やりたかった仕事へと導いて呉れた。これは探しても探せない分野の話かも知れないと小林講師は語られたが、運命は自ら招き、境遇は自ら造る、いわゆる運命自招の第三条に通じるお話でした。
【会員スピーチ】三ツ谷 英剛 氏
今朝の会員スピーチは半年前に入会
された朝日生命保険の茅ヶ崎営業所所長
の三ツ谷さん。入会して変わった二つの
効果についてお話になりました。
1.朝礼が変わった
保険会社独特の決められた朝礼に
加えて、個々の成功事例、失敗事例
を全員の前で話してもらい、皆で共有
することにしたら、人前で話すことに
抵抗が亡くなったばかりでなく、一人一人の話しの幅が拡がり、営業活動に役立つように
なった。朝礼でチームの活性化が図れた。
2.子供との触れ合いの時間が生まれた
仕事柄、夜が遅いので、子どもが寝ている時間にしか帰れなかったが、朝起きをするように
なってから、目覚ましを三つ掛けて寝るうので、鳴ると子供も一緒に起きるようになっ
て子どもとの対話の時間が生まれ、家庭内に和が生まれた。
ということで夜がが遅いからと言って、倫理を敬遠することは全くないですね。むしろ其のお蔭で、新しい効果が期待できますねと締めくくられました。
小林さん、ほんとに久しぶりです。頑張っておられるんだなあと、とても嬉しく、お話をお聞きしました。人間の究極の幸せは、心の満足に行きつくんだなあと思いが至りました。活き活きとされているお顔が魅力的でした。ありがとうございました
返信削除三ツ谷さん、目覚まし時計三つと、お子様とのやり取りが温かいです。これからもお体を大切に、ご家族を守ってくださいね。ありがとうございました