ホテルサンライフガーデンの赤いバラを背景に今朝の画期的なモーニングセミナーのアルバムを制作してみました。少しストロボの調子が悪かったようで、画面が少し薄暗くなりましたが、お許しください。写真は奥が深いし、一発勝負、厳しいですね。
今朝のモーニングセミナーの講師は地元茅ヶ崎で昭和27年よりバレー学校を開設している神奈川県のバレーのレジェンドとも云うべき乃羽ひとみさん。元気のいい茅ヶ崎の女性リーダーと云う事で、当会がお招きした。西洋芸術の世界で日本はかれこれ200年から300年の遅れを背負っているという乃羽講師。本場では指導もその道の専門家によって分業化されており、きちっとした
科学、医学、心理学、運動力学等々の専門知識が背景にある人たちによって指導されるが、日本では稀であるという。その理由の最たるものは人件費が経営を圧迫するからだという。
ところで、日本のバレエの歴史をひも解くと鎌倉と茅ヶ崎に行きつくそうで、乃羽さんがバレー学校を起こされたのも、その流れに沿ったものであったとのこと。鎌倉の七里ヶ浜にはヴァブロア記念館(現在は建物は無い)なるモノがあり、白系ロシア人のヴァブロア姉妹がここにバレエ教室を開設し、その後、日本のバレエを引っ張って行く多くの人材を育てたという。茅ヶ崎には当時、尾崎紀代彦の父に当たる藤田繁(芸名)も住んでいてクラシックバレーをやっていたそうだ。乃羽さんの御母堂が茅ヶ崎でバレー学校をやっていてその後を留学から帰った乃羽さんが引き継いだ。
バレリーナを辞めて指導者になった経緯は本場とあまりにも実力差があり過ぎてプロのバレリーナとして食べていくのは困難だと思ったからといわれた。指導官の一人から、「あなたの他人よりも優れている所は聴覚と洞察力です」と云われたこと。それを活かして指導者の道を選びなさいと諭されたことにあると云われた。現役をあきらめて33歳で指導者の道を選び、今日まで来ましたと。
祖父母の言葉「素晴らしい人間は人の痛みを感じる人」、そんな人になりなさいは座右の銘だとか。今まで巡り合った人がすべて教師ですと仰った。本来なら日本の文化に有る筈の芸に対する理解や支援が明治以降、幾つかの戦争と敗戦そしてGHQの政策によって何処かえ葬り去られてしまって、芸術不毛の国民性が残った。その中で、本物の教育を生徒に施すという事は経営側としては、コストの面で極めて難しいが、自分のポリシーとして、指導陣の専門性は絶対であり、そこにないがしろにしては充分な指導は行なえない。苦しいけれどそれを続けています。お蔭で、このポリシーにより人が育ち、人が残ってくれた。それが自分の誇りですと。
本題の「若さと健康」について
「私たちは自分の家は掃除しますが、身体の掃除はしていますでしょうか?」という問い掛けから始まりました。若さを保つためには体を定期的に動かす習慣を持ってくださいと。例えば朝起きた時に大きな深呼吸を5回行うことによって脳神経が刺激されて活性化します。目の活性化の方法は近くと遠くを交互認見ることを繰り返すことです。耳は風や空気、鳥、虫の鳴き声を耳を澄まして聞くようにします。嗅覚は例えば朝食の味噌汁のニオイ、コーヒーの香り等で刺激します。
爪先で頭皮を叩くことも良い。同じ姿勢は腰に負担が掛かるので背筋を伸ばして骨盤の中心にせb尾根を立てる。胸筋を開いて可動域を改善する。手を上げてリンパ管を伸ばす。これらを楽しくやるということが継続のコツ。一日の生活の中ででも気が付いた時に少しやってみる。
身体づくりの必要性を身振りで示す乃羽講師 うるさくて嫌われていますと云われたが、本物の 指導者は当たり前 |
ヨハン・シュトラウスのウインナワルツ「工程円舞曲」 がフィナーレ |
エレベーター等は利用を控える。
個人的にはこの辺りは非常に理解できるところで、毎週土曜日のゴルフ講座で開始前の30分、びっしょりと汗をかくまでエクササイズを行っているので、問題なし。使わなければ「退化する」は間違いない事実。ほって置いては劣化の道をまっしぐらである。
茅ヶ崎市観光協会の田中賢三さん。茅ヶ崎の かくれた売り物「クラシックバレー」に着目 |
最後に乃羽講師が挨拶。万人幸福の栞の17ヶ条が いたく気に入ったご様子。朝倉会長よりプレゼントされました。 |
今回のMS参加者は、ほんとに得をしました。こんなに間近に本物のクラシックバレエを見ることが出来たのですから。乃羽先生の教えによる、生徒さん達の真摯な姿勢には、我々の方が教えられるところがたくさんありました。ありがとうございました。
返信削除こんなに早くの時間から、お越し下さり心より御礼申し上げます
五感、体幹を鍛えて、深呼吸。早起きは三文以上の徳がありそうですね。
返信削除太田さん、今週もブログ楽しく拝見しました、ありがとうございましたo(^▽^)o