今朝は大型連休の最終日、本来ならば大学の授業があるので、とても講演どころでないが、大学も授業が休みだからと言って引き受けていただいたといういうことでしたが、先生に勘違いで、実は大学では授業のある日でしたと仰った大石先生。本来は化学がご専門なのだが、故あって近々、詐欺の話を本にして出されるということから、今日は専門外の詐欺(特に高齢のご婦人をターゲットにしたオレオレ詐欺)の話をしていただけるということだ。本の題名は「詐欺の構図」ということで、監修をご友人の弁護士さんがやっておられるとのこと。間もなく書店に並ぶそうなので、心に留めておいてください。
世代を相手に講義をされていることもあり、
中々洒脱なユーモアを持っておられる先生である。今朝は「詐欺」の話であるが、専門外
とも言える分野の話をされるきっかけは、
身近な所で起きた詐欺事件が契機になったとのこと。
犯罪防止のために、実態を広く世に知らしめる
ためであると述べられた。近々、公開セミナーが八王子であるという事で、今日の話は時間的に制約があるので、詳しい話が必要な方は是非そのセミナーにおいで頂ければ、一部始終をお話致しますとのこと。
詐欺の被害は警察には届けることはあっても、先ず捕まることは無いので、被害届を出す必要はないそうである。出すことによって警察の広報によりマスコミに流れて、週刊誌や夕刊紙の餌食になる。その結果、近所の手前、そこにはもう住んでおれなくなるというシナリオが現実のものになるとのこと。
詐欺に掛かりやすいのは老女である。その
原因は女性固有の「母性愛」で、この愛は
子供がいくつになっても無くならないモノであり
つけ込まれるのは女性にこれがあるからであると先生は解析された。ひっかかるにはほんの
二、三分あれば充分との事。特に、巷を最近にぎわしている「劇場型」という詐欺は子供を
持つ老女を巧みにパニックへ誘導して行く。
普段は冷静な人でもこの催眠状態になると
考えられない行動に出ることはよく知られている。その効果をこの劇場型オレオレ詐欺は
仕掛けて来るそうだ。
男性も完全にボケたら催眠には掛からないが、ボケ始めが男でも危ないとの事。気付きが弱くなりパニクルのだそうだ。受取人が警察官の服装をしていても、看護婦の姿をしていても、衣装は簡単にネットでもユニホーム屋さんでも買える訳で、信用の証にはsならない。
では詐欺の被害に遭わないようにする自己防衛は「警察官のアナウンスが流れるレコーダー」を電話機に取り付ける事。また、電話を常時「留守」状態にして置き、後刻、思い当たれば掛け直すという対策も有効である。とっさの判断は年と共に鈍ってくる。詐欺にあって家庭が崩壊するということが、現実に多発している。こういう活動をして、被害者を一人でも少なくしていきたいと、最後に締められました。
<講話の中では被害の具体例が生々しく語られておりましたが、講師とのお話合いで、その部分をカットして記載させて頂きました>
濱田屋の小杉 淳 さん。社長以外始めて モーニングセミナーにおいで頂きました |
普及拡大副委員の永島正幸幹事、 今朝は、会員スピーチと朝食会での発言と 多忙な朝でした |
県からは星幹事長、上野地区長、関副地区長が 参加。食後、打ち合わせを行いました。 |
和田さん(左)と大石先生 |
大石先生、本日は茅ヶ崎市倫理法人会MSにて、ご講話を戴き大変有り難く御礼申し上げます。
返信削除実際に自分に電話が掛かって来たら、やはりその時のパニックが正常判断を失うような気がします。サギに掛かった人のその後の家庭内の荒波の大きさを聞き、この犯罪が引き起こす罪の大きさ、重さを憤らずにはおられません。時間が短くてとても残念です。またお話が聞きたいです。大石先生大変ありがとうございました
返信削除被害者の心理状態、加害者の環境づくりの妙、ビジネスにも通じるものがありますね。結果詐欺は不本意ながらあったとしても目的詐欺は罪が深いですね。100%善意の人を陥れることだけはあってはならない。
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