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2015年8月18日火曜日

茅ヶ崎市商工会議所青年部について   講師 茅ヶ崎市商工会議所 青年部会長 小野 朋郁 氏


 地域で活躍される若手経営者のリーダーにお話を伺おうという事で、地元茅ヶ崎市の商工会議所青年部の会長を務められている小野朋郁氏に講話を御願いしました。御自身、看板屋の二代目と云う事で、お仕事はOM建美という企業の経営者である。先代はあまり地域活動や同業/異業のお付き合いはされなかったようだが、御自身は友人から商工会議所の青年部に誘われ、例会が終わった後の懇談会での会話が面白く、それが入会の動機でしたと語られた。

 平成20年に入会し、消防団の分団長の経験はあったが、経験することは新しい事ばかりで、レジメ作りから議事録作成などの事項はそこで覚えた。平成25年に青年部の30周年記念事業が行なわれ、その際総務委員長と云う事で、20周年の時の事例を参考に色々と企画を練ったが、地元出身のレジェンドプロ野球選手である中日ドラゴンズの山本昌投手に後援を御願いすることになり、紆余曲折を経て、決定した。当然のことながらビッグイベントであり、実行プランの作成や細部の詰めの作業は繁忙を極めたが、1,400名の大講演会が成功裏に終わった。この時のパフォーマンスは自分の将来へのステップアップの踏み台になったと今思っています。

 平成26年3月に屋形船を使った花見の会が企画されたが、生憎、横浜地方は強風で船が出ず、結局陸に上がって食事会、二次会でカラオケと言うことになったが、その時、突然平成27年度の青年部会長に指名された。驚きながらも、中締めの挨拶を行った。

 平成27年に下肢長に就任し、その活動テーマを「PROGRESS」にしたが、



今までの青年部の歴史と実績を基に、今一度青年部のあり方を見直してみたいという機運と、自分自身も「もっと出来るのではないか?」という想いがあった。その想いの象徴としてPROGRESSを謳っている。

 青年部もある一定の年齢になると会員が辞めていくので、会員数の維持は難しいが、幸いにして52名から92名と云う規模に拡大した一方で、いつも集まる人が同じでは発展が無い。活動に参加しない会員が大多数である会では無意味であり、相互の接点を増やすことに尽力した。その活動を「絆委員会」と呼び、異業種交流会等、様々な機会を演出し、相互研鑽の機会を増やしていくことにより結束と組織の活性化がもたらされてきた。


 他県の青年部とも定期的な交流を持っている。例えば福島県の白河市とは家族同士で交流が行なわれている。白河魂というお祭りには屋台を出店し、600個のサザンドッグを販売した。海のない白河の人たちにとっては湘南の海は格別なもののようで、今夏も白河市から多くの会員家族が茅ヶ崎を訪れてた。


 地域の子供達に自然を楽しんでもらおうという事で、中央公園の池で、昔懐かしいザリガニ獲りを企画したら、親子100組が朝から押しかけた。山本昌(筆者は育ちながらのドラゴンズファンなので親しみを込めて)は茅ヶ崎の名誉市民であるが、その冠を戴いた少年野球大会も企画運営しているそうだ。更に、白眉は会員企業の専門性で、市民にサービスしようということで、「暮らしのワンストップサービス」という催し物を地元のイオンモールで行ったそうである。

 任期はあと半年ですと語られましたが、行動する青年部をその語られる姿からリアルにうかがい知ることが出来ました。地域で活動する起業家の団体の一つとして、当会には無い懐の大きさと、深さそして行動力に衝撃を受けました。ここには当会の試行すべき活動軸のヒントが満載でした。正に、参ったの一言です。感謝

1 件のコメント:

  1. 小野さん朝早くから、お越し下さり御礼申し上げます。ひと言ひと言を丁寧に話される言葉が、とても歯切れよく、心に落ちます。まさに地元に無くてはならない若い力ですね。これからもぜひご活躍ください。ありがとうございました

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