「恩・愛のない企業経営は長期的には必ず衰退する」という一節で、今朝の茅ヶ崎市倫理法人会モーニングセミナーは始まりました。講師は法人局の秋田源四郎氏。昭和5年生まれの 84歳。物静かながら、気迫あふれる講話は、こう老いたい(失礼かも?)と思わず、人生の終章をイメージしました。
先ず、企業経営の要諦として、次の図をお書きになった。
企業は利害の対立する相手に囲まれて存在するが、実は利害は利益に変えることが出来る。それは相対する相手に気持ち(恩と愛)を以てお返ししていくということによって、それが実現できる。
恩とは自己存在の原因にさかのぼる
意識が自覚に達した状態である。
この意識に発って全(周り)の意識に
到達し、再び個に還り、善の賦与に
行かされている己を知り、ここに感謝の
思ひを持つ。
恩の意識には低・中・高と三段階ある。
大自然・大宇宙の存在から無意識の
うちに与えられている恵に気付き、
それに最大の敬意を払い、感謝する
こころ。
最高位の恩は自らの本である両親である。これが、恩意識を高めるスタートであると。自分の命の源は両親であり、命を与えてくれたという絶対的な存在である。そして親の愛によって育てられ、今日があり、そのことを知ることにより周りが世の中が見えてくる。そして徐々に恩意識が高まり、高次の恩へと高まって行く。その状態に至れば、感性が磨かれ能力の開発につながっていくと。
愛にも低次から高次の段階があり、愛の意識が育まれるに従って、上下左右への愛に広がっていく。愛の反対は「無関心」であり、負のスパイラルであり、関心のスパイラルはプラスののそれである。従って、先ず「聞く」ということから始まるのだろう。聞くという事は関心が本にあるからだと・・・。「女の目に悲しみのある家はつくらない」という一言が、やけに胸に残ったMSでした。感謝
今日は今期最後のモーニングセミナーでした。最後の日に相応しい講話を聴かせて頂きました。
そして残念ながら役員朝礼の参加者の一人でしたので、MS審査の模様をカメラに収めることが
出来ませんでしたが、審査の結果は「百合」でした。大森さん、御苦労さまでした。また、専任幹事を長く務められた下里さんにも有難うをお贈り致します。
太田さん、ブログ更新有難うございます。
返信削除秋田法人アドバイザーのお話が写真や文章、そして図もあり、とても解りやすくかったです。特に『恩と愛』お話が、素晴らしいですね。
次回も太田さんのブログ楽しみにしてます。
横浜市倫理法人会 河野伸子