今朝の茅ヶ崎市倫理法人会モーニングセミナーは会長の恒例挨拶に引き続き「会員スピーチ」が行われました。登場されたのは平和防災株式会社の加藤寛さん。最近入会された会員さんで、会友にもなじみが薄い。昭和23年(1948年)の生まれで65歳、石油会社の大手元卸をスタートに、セブンイレブンの経営、最近では北京にトップクラスの純日本料亭を開業され、今や第二号店の開業も視野に入って来たと上昇気流に乗った経営者のお一人。茅ヶ崎市日中友好協会の会長ほか県単位でも役員をされ、最近何かと騒がしい中国とのビジネスで最前線に立っておられる方です。中国との感情的な軋轢は根強いモノがあり、国民の80%がお互いが嫌いというデータもある。加藤さんの願いは二つ、一つは中国での料亭ビジネスを軌道に乗せること、もう一つは日中友好協会の会員を増やしたいとゆうことで、底辺で両国民が理解し合い、絆を深めていくことで、国対国の関係もやがては改善されていくというものでした。
川又講師の講師は「ツキを呼び込む」というお話をされる前に「皆さんは自分を運のいい人間だと思っていますか?」とお聞きになった。こうした質問には法人会の会員の場合、大抵は8割の人が手をあげるそうだが、ある時大阪で同じ質問をしたら全員が挙げられたということ。何故かと聞いてみると大阪人らしく「こんな不景気にそう思わずにはやってられまへん」さらには「思うのはタダでっせ」と続いたということで、笑いを取られた。

倫理の教えの中で、中小企業の経営者にとって一番必要なことは「速く決断すること」。これが虫諸企業の経営者の最も重要な「資質」である。気付く、捉まえる、いわゆる直観力を磨くことであるが、これが中々できない。できない理由は、「経営者が同時にプレイヤー」だからである。経営者の「仕事」が出来ていない。従って、日々の目の前の事象に流され、目標とか将来像と云うものがだんだんと見えなくなってくるというか後退する。そして起きた現象に対し、
1.人がいない
2.金がない
3.時間がない
というエクスキューズが出てくる。
どんな大企業もスタートはこのないない尽くしである。会社は徐々にいろんなものが整って来るのであって、自らその命運を断ってはいけない。
前段では敵を作らない、中段では気づき、感性を磨くこと、後段では目標・目的を常に明確に持つことの重要性を説かれたと解釈しました。有難うございました。