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2014年11月26日水曜日

幸福の条件  講師 山本 智一 氏 (一社)倫理研究所法人レクチャラー  静岡県倫理法人会幹事長


 今朝の講師は昨晩の経営者の集いの講師、静岡県倫理法人会の幹事長山本智一氏。若干 41歳の幹事長であり、有限会社サンミーナの代表取締役である。事業は各種保険代理店、ファイナンシャルプランナーで二代目と云う事である。

 昨夜は「万人幸福の栞」17ケ条を自分のことに置き換えて、説明されたが、今朝はグーッと絞り込んで、夫婦愛和で社内の空気が一変し、業績向上につながったというストーリーをお話になった。

 冒頭、朝倉会長が会員訪問で大船の証券会社の支店長を訪問された時、こちらは相手の顔が判らなくても、相手は顔と名前を憶えておられて驚き、客商売のセンスの無さを感じたというお話を引き合いに出され、浜松の居酒屋の繁盛店が、お客様の名前と顔を覚えることにより、圧倒的にお客様の支持を得て、繁盛しているかというお話を挟まれましたが、これは大ヒットでした。
これにより、聴講者との距離がグーンと近くなりました。正に「前味・中味・後味」のお話でしょうね。


今日の話しは「家族愛和の話」。
元々家族愛和などなかった家庭に
育ち、親父を嫌い、家を飛び出す
ように大阪の大学へ入学し、就職に
苦労したが、すぐ退社し、父親の会社に
就職するという我儘を押し通して行けば、
どんなことが起こるか想像に難くない。
今お話になっている愛和など、全く
無縁な生活だったと話された。



社内で父親との対立は想像を絶する
もので、その様子を見て、人を採用
しても長続きはせず、社員の採用、
退社が続いたが、何故と云うことに
気が付くことは全くなかった。
社内で交わされていた言葉は、全く
ナンセンスな言葉の洪水で、社員の
やる気を削いだり、進路を妨げたり
することに全く無神経な状態だった。
当然自分の生活も荒び、仕事への



集中も無く、酒におぼれ、夜遊びに現を抜かす毎日の連続だったと述悔された。そんな時、
25歳で子持ちの女性と結婚したが、二人目の子供がお腹に居る時に不倫して、家庭内騒動が勃発、妻から離婚調停を突き付けられて離婚。不倫相手と結婚したが、連れ子に愛情が湧かず、子供の成長と共に夫婦の溝が深まり、もう一度離婚という危機に直面していた。

 そんな折、倫理法人会へのお誘いが取引先(仕入先)の社長からあり、100人モーニングに参加。その時の輪読が第四条「万象我師」。この言葉に感動し、入会。熱心に通ったわけではないが、親しくなった友達に会いに行く、朝飯を食べに行くといった感覚で参加していた。
自分の中に人に言えない悩みを持っていてもそれを表に出さず、優等生顔で参加していたが、
倫理指導と云う相談システムがあることを知り、「父親との関係」で倫理指導を受けた。
指導内容は「父親の云う通り何でもはいと答えてそれをやりなさい」という事だった。
それは倫理法人会入会後二年ほど経っていたが、指導の通りやっていくと段々父親の対応が
変わっていくことが肌で感じられるようになってきた。


 一度「朝礼をやってみたい」と
提案した事があったが反対されていた。
が、もう一度言ってみると「やれよ」と
賛成してくれた。
 そうこうするうちに今度は奥さんの
話しも素直に聴けるように変化してきて、
家庭内の雰囲気が良くなってくると、
社内の空気も段々と変わり、ベテラン
女性社員を軸に倫理を軸にした
経営改革にまで手が届くようになった。
今や五年連続で売り上げが増大し、
スタート時の1.7倍に成長した。


 
母親の肺がん発症に前後して父親の浮気が始まり、そのことで悩み倫理指導を受けると、本(お墓)にお参りしなさいとの指導を受け、それを続けていくと、親父の浮気も熱が冷めて、
元のさやに納まった。
娘さんが義務教育を卒業する時もらった手紙を
披露する山本講師

夫婦げんかの絶えなかったときにも
子供に「お父さん、お母さん喧嘩
しないで!」と言ってくれていた
娘さんから、彼女が義務教育の
9年間を終えた時、一通の手紙を
もらったそうで、それを大事に
封筒から取り出してお読みになったが、
中学三年生の書く手紙とは思えないほど、
平凡な言葉であるが良く書けていた。
これは山本講師の宝の一つだろう。
そしてもう一つは結婚式の「おとうさん、おかあさん・・・」のシーンだろう。

 


表題の「幸福の条件」は先ず、家庭が円満であること、そして皆が健康であることだと結ばれた。これに比べれば会社がうんぬんは大きな問題ではない。あるがままにを受け入れることこそ重要ではないかとも。筆者の我が身を振り返って、反省するところ大でした。

ドームもイルミネーションに輝いている

中庭のトナカイのそりのイルミネーション

前夜、イルミネーションに幻想的な姿を見せる
ホテル サンライフガーデンのチャペル

後列左から太田・永島・長島・菅・朝倉・早瀬・照井大森
前列左橋岩澤・右端大森の各氏







2014年11月23日日曜日

生命の誕生に立ち会う     小峯 千恵美 氏 横浜市中央倫理法人会 会長


 小峯さんごめんなさい。中々ブログがアップできなくて。申し訳なく思っています。「何しているのよー」という声が後ろから聞こえて来るようです。
今朝の講師は助産院経営で、横浜中央の会長小峯千恵美さん。一年前から会長に就任し、今や堂々たる名会長への道を歩まれている。担当副地区長としても、安心して見守っていける同志でもあります。お目にかかることが多く、従ってコミュニケーションも自然と良くなる。

 川崎の交通の便の悪いところにお住まいで、当日6時のMSには厳しいことから、会として前泊を用意しているというお話だったので、安心しておりましたが、良くある手違いで、予約の確認を入れたら取れていないことが判明、当日車で出てこられたとの事、それでも結果的に事なきを得たという事で、先ずは良し。

五年ほど前、入会されて間もなく、茅ヶ崎市のMSへ講師としてこられた経緯をお話になったが、筆者に心当たりがなく、筆者が参加できなかった時に来られたようだ。

 沖縄は宮古島の出身で、18年間
育った島を18歳で上京。看護師の
資格を取るため看護学校へ入校。

その後、助産師学校へ進み、今日
助産院を経営し、医者がいない施設
なので、「正常なお産が出来る人」
を預かり、1っか月検診までの母子を
預かっているとのこと。
生命の大切さを絵本で現した沖縄の本を
手に子供に命の大切さとその継承について
書かれた本を紹介する小峯講師







「子供は天からの授かりもの」であり、
単に作った両親だけのものではない。
社会全体の子供であるとの認識が薄く、
狭視的かつ利己的な子育てが目に付く。

親のやることを子供はそのまま行う。
親から受け継いだものの上に自分のモノを
積みあげていくのが成長である。

栞第二条「苦難福門」は妊娠と出産を
連想させる記述が30ページから31ページに
掛けてある。生命(人)の誕生は正に
希望と歓喜の世界への幕開けであり、
産まれてくる子供はみんなに祝福され、
社会に迎え入れられなくてはならない。

紹介された子共に命がつながって自分にまでを延びて来ている目で確認させ親や祖先への畏敬の念を植え付けていく教育をしているそうだ。二人から、10代前は1024人、15代前は32768人、20代前は1048576人。これだけ自分とつながっている人がいるという事実。

最近、沖縄へ27回忌で帰省したが、何年も経つと、こうやって行事でもやらないと兄妹親戚が集まれない。自分の本を確認するいい機会でもある。これは絶やしてはいけない日本の習慣である。長女がすでに結婚し、二子をもうけた。其の出産に母親が助産師として立ち会える幸せは
生命の継承を確認できる瞬間でもある。


寒川の花「スイトピー」を前に予約が
取れていなかったことのお詫びを講師
並びに会員に披露する朝倉会長。










 
M・Cコンサルタントの鈴木社長に
会員証とバッジが交付されました。
鈴木社長にはこの後、会員スピーチを
御願いし、これからできるだけMSへ
出て参りますという言葉を戴きました。

女性の会員さんが一人でもおられると
朝食会も和らぎ、本当にうれしい事です。
茅ヶ崎は女性にあまり御縁がなく、女性は
大歓迎です。是非、おいで下さい。









朝食会でくつろぐ小峰会長。顔なじみの会員がいる単会は
くつろげるようでした。外が見える会場も良いですね。

今朝は小春日和で冠雪した富士山が遠くにかすんでいました

やっとクリスマスツリーがギャラリー^登場
歳末ムードが出てきました

2014年11月15日土曜日

両親の思い出。そして感謝   アトム歯科医院 院長 菅 清剛 氏


 今朝のモーニングセミナー、既に半年以上もゲストで毎週MSに出てこられている朝倉会長の先輩歯科医の菅清剛氏を講師に招いて行われました。

 大変な読書家であり、そのきっかけが、自分の幼いころ買ってもらった猿飛佐助の絵本を見て楽しく笑うのを母親がにこにこしながら優しく観ていてくれたことにある。と話しはじめられました。そして尊敬できるご両親そして祖先を持っているということに幸せを感じておられるということで、お話の内容もご両親や祖先の方々のお思い出話が主でありましたが、何篇かの文章を読まれた中に小学五年生の落ちこぼれ生徒の日記の一節がありました。筆者にはその詩が凄く印象に残り、「縁」の大切さ、そしてそれをどう生かすかが人生を大きく左右するということを改めて感じた次第です。しかし、それを掴むかどうかは個人の感性であり、この小学五年生の子供には
幼少期にしっかり育てられて、其の感性が育まれていたいうことであろう。

 その詩の内容は;
 一人の女性教師が小学校五年生の担任になった時、みすぼらしく、勉強に熱意もない一人の男の子を受け持った。その子の小1からの記録を辿って行くと、その子の根が見えてきた。遅れていた学力を取り戻させるため、放課後の個人指導を先生は声掛けして始めた。生徒の学力は見る見るうちに向上し、何の御祝いなのかお礼なのか生徒は先生に香水の瓶をプレゼントした。先生は、それを見て、生徒のの家に行ってみることにした。と、暗い部屋に居た子供が「お母さんが来た」と喜んで迎えた。6年生を卒業する時、生徒は先生に感謝の手紙を送り、その後中学、高校、大学と進むに従って、その節目節目に先生に巡り合って良かったことを綴り、送り続け、結婚をするとき、先生に「招待状」が届いた。そして先生が行くと満面の笑みを浮かべて迎えた生徒は「先生、母の席に座って下さい」と云った。そしてその生徒はその後も人生に成功して行く。5年生の時に先生と巡り合った「縁」を活かして、生徒は生きて行った・という物語でした。

演壇の前にはご両親の写真がこのように貼られておりました。
この話を思い出しながら、文章にしていると「涙が止まらない」自分に気が付きました。そしてまぶたや脳裏には小学校の時お世話になった幾人かの恩師、そして中学、高校と。恩師の顔を思い出しながら、「感謝」を叫ばずにはいられませんでした。今、鼻水を垂らしながらこのブログを書いています。幼少期にしっかりとした家庭環境の下で育てられた子供が、小学生の時両親を失うという突然の不幸に巡り合いながらも、一人の人間的な先生のお蔭で、それを乗り越えることが出来たという物語だが、如何にしかりした家庭教育、そして幼少教育が必要なのかを物語る一遍でもありました。
 菅先生はその他、ご両親や祖父母の話し等々、色々と話されましたが、今日の筆者にとっては「五年生の子供の日記」これが全てでした。感謝


 MSの会長挨拶でサン建設の照井社長の「役員辞令交付式」が行われました。先月の入会以来、毎週来て頂いている照井社長には、茅ヶ崎市の幹事の一人としてご活躍を期待しております。よろしくお願い致します。

2014年11月6日木曜日

ゴミ拾いは自分磨き 講師 平塚市倫理法人会副会長  成瀬 正憲 氏


 今日はお隣の平塚市倫理法人会より講師をお招きしました。今期から副会長に就任された成瀬正憲氏。先期、田中耕一会長の下で専任幹事を務められ、県下倫理法人会の中でも華々しい実績を上げられた執行部の中心幹部であります。

 家業の成瀬産業は建設会社、四代目社長52歳。毎年、湘南国際マラソンに出ておられるが、今年はあえなく中途リタイアの成績だったという報告がありました。それ以外にも不注意による怪我が多く、少し健康面で課題をかかえられている様子が見られたが、如何であろうか?

 平塚市は当会と同じ会場をMSの会場として曜日を変えて同じ時刻に行っているが、毎週金曜日の自会のMSの前に近くの菩提寺へ墓参りを欠かさずされているそうで、今朝のお話も一つのことを始め、継続することの難しさと、そこから得られるものは何かというお話でありました。


 今朝のテーマである「ゴミ拾い」を日課にした経緯と周りからの反応に対し、素直に反応できなかった自分へのジレンマ。倫理指導を受けたが、そこでの指導は自分自身を練り固めなさいと言う内容で、ゴミ拾いをやっているなら、それを毎日やりなさいというモノであった。やれない場合はどうするか、それを工夫してやることの意義等々、そして今や当たり前のこと、毎日のウオーミングアップとしてそれが出来るように変化してきた。
 何でも良いから一つ新しいことを始め、自分のモノにしていく。その積み上げが人間を練るという事だと思うが、いつも積みあげてきたモノがゼロになる繰り返しをしてきたような気がする。そして、もう少しで掴めそうなところまで来ていることも事実であると思っているとのこと。

 実は聞き終わった後、これをブログにまとめることは「難しいな」と思った次第です。平塚市倫理法人会や講師、更にはその周辺を知らない者がまとめるには独断と偏見によるイマジネーションの世界でしかなく、講師にご迷惑を掛けることになるかも知れないと思いながら書いておりますことをご承知ください。
広報正委員の舛水幹事。これから年末年始に
掛けて忙しそうだ

 今朝の会員スピーチはレスポワールの代表取締役舛水正美幹事。寒川生まれの寒川育ち、地元の医療機関で事務職を務められていたが、生来歌が好きで、退社して歌の世界へ。歌手の他、芸能プロダクション的なショウの企画運営をやっておられるとのこと。事務所では歌を教えるという事もされており、「愉しく歌を学」をモットーに運営されているとか。「歌は技術ではない、歌い手の歌を伝えようという気持ちが一番大事」と締めくくられた。
経営者の集いの案内チラシを見せながら
長島幹夫事務長が事務連絡を行いました。

 やっと25日に行う「経営者の集い」の案内が出来て、御案内があった。これを持って、各会員のところを訪問し、25日の来場を促そうという事で、朝食会の席上、担当が決められた。
   

平成27年度第一回「経営者の集い」の御案内  広報副委員 太田 憲秀

新年度最初の「経営者の集い」を来る11月25日(火)夕刻6時半より、平塚市のホテル・サンライフ・ガーデンで開催することになりました。概要は上記御案内の通りです。講師は静岡県倫理法人会幹事長の山本智一氏。企業経営と倫理法人会との接点と活かし方のコツを語り合うというテーマで進めて参ります。会員を非会員を問わず、広く門を開放し、ご興味のある皆様の参加を歓迎しております。